ソーラー充電式時計やソーラー電波充電式時計とは？

腕時計の購入を検討される際、一度は耳にしたことがある『ソーラー充電式時計』や『ソーラー電波充電l式時計』。何となく聞いたことはあるけど、他の腕時計と何が違うのか？分からない方もいらっしゃるかと思います。そこで、今回は『ソーラー充電式時計』と『ソーラー電波充電式時計』をメリットやデメリット含めて徹底解説致します。是非！腕時計を選ぶ際の参考にして頂ければと思います。

クォーツ式時計とソーラー充電式時計って何が違うの？

初めに『クォーツ式時計』と『ソーラー充電式時計』の違いをご説明致します。『クォーツ式時計』とは、電池を動力源に電圧をかけた水晶振動子(クォーツ)が規則正しく振動する性質を利用した機構の時計。そして、『ソーラー充電式時計』とは、光エネルギーを電気エネルギーに換えて動く時計で、ダイヤル面に受けた光を太陽電池ユニットで電気エネルギーに変換して、二次電池（バッテリー）に蓄えることで時計を動かしています。例えると、ソーラーパネルが時計に入っていると思って頂けたら分かりやすいですね。

ソーラー充電式時計の基礎知識

日光や蛍光灯などの光をエネルギーに変えて動くソーラー充電式時計ですが、その仕組みや寿命、そしてご使用するにあたっての注意点までは、あまり知られていないことがほとんどです。ですので、まずはソーラー充電式時計に関する基礎知識をご説明していきます。

ソーラー充電式時計とは？

ソーラー充電式時計とは、太陽光や蛍光灯などの光エネルギーを動力とする太陽電池で動く腕時計です。ソーラー充電式時計には光エネルギーを貯めておく二次電池(バッテリー)が搭載されており、蓄積した光エネルギーを消費することで、夜間や光のない暗い場所でも使用できます。一般的な電池式の腕時計を長く使うには、2～3年に一度の頻度で電池を交換する必要がありますが、ソーラー充電式時計は光に当てれば動作するので、基本的には電池交換が不要です。

ソーラー充電式時計の寿命と使用時のポイント

『ソーラー充電式時計』は、充電と放電を繰り返す二次電池(バッテリー)を使用している為、ソーラー充電式時計には寿命がなく、電気が貯まっていれば故障しない限り動き続けます。ただし、潤滑油が劣化して動かなくなる場合があるので、5～6年を目処に購入したお店や修理専門店などに分解掃除（オーバーホール）をご検討されることをお勧めします。また、部品のチェックなどのメンテナンスを定期的に行うことで、より長く愛用できます。ソーラー充電式時計は充電が切れたまま放置すると、復活時にしばらく日付や時刻が合わなくなるケースがあります。気づかないうちに止まってしまうことを防ぐために、使わない時でも机の引出しなどに片付けずに、光の当たる所に置くことがオススメします。また定期的に陽射しのあたる窓際などに5時間ほど置いて、充電した方が寿命も長持ちします。

ソーラー充電式時計を充電する時の注意点

ソーラー充電式時計を充電する時は、ただ強い光に当てれば良いという訳ではありません。一般的にダイヤル面に当たった光を動力に変える仕組みになっており、ダイヤル面が下になっていたり、装着時に腕時計が洋服の袖で隠れたりしていると、ほとんどの場合充電されません。ソーラー充電式時計を充電する時は、必ずダイヤル面が光に向くようにして下さい。その際に、高温になる場所には置くことは避けて下さい。例えば、車のダッシュボードや直射日光等の高温になりやすい場所にソーラー充電式時計を置くと、腕時計の内部に熱がこもってしまい、ムーブメント等の部品にダメージを与えて故障の原因になる可能性があります。ですので、充電時に腕時計を放置する場合は、その場所の温度が高くなり過ぎないように注意が必要直射日になってきます。光が長時間当たることを防ぎつつ、例えば窓際の机や棚の上など通気性が良く、熱くなりにくい材質の上で充電する事をお勧めいたします。

ソーラー電波充電式時計とは？

『ソーラー電波充電式時計』とは、上記のソーラー充電式時計と同様にダイヤル面に当たった光を動力とし、さらに「電波受信機能」を搭載した時計になります。電波局からの電波(標準電波)を受信し、時刻修正を行い、時計の中に小型のアンテナが電波局からの電波をキャッチする仕組みになっています。日本での電波局は福島県と佐賀県の2箇所あり、電波の受信範囲は広い範囲をとれるメーカーの時計だと、1,500〜2,000km。日本は東西3,000km、南北にも3,000kmの長さがある為、2つの基地局で全国をカバーしています。世界ですと、イギリスやドイツ、中国、アメリカなどの主要都市にもこの電波局が設置されており、例えば、中国の電波局は河南省にある電波の受信範囲は半径1,500km圏内となっており、この範囲では中国全土をカバーすることはデキナイ為、上海や北京、香港、台湾は圏内になります。アメリカでは、メーカーにより異なりますが半径3,000kmを対象とした電波局がコロラド州のフォートコリンズにあり、アメリカ全土とカナダ、中米の一部がこの範囲内に入っています。一般的な電波時計は1日1回から数回、時刻や日付のデータを受信するように設定されています。電波を受信していない時間は通常のクォーツ式時計として動作し、電波式時計は定期的に電波を受信して時刻のズレを修正する仕組みになっている為、通常大きく狂うことはありません。

ソーラー電波充電式時計を使用する上での注意点

電波式時計は受信範囲内であっても、地形・気象状態・置き場所・向き・建物の条件等によって受信できない場合があります。例えば、テレビ、パソコン等の電化製品の近く、鉄骨の建物の中や地下、工事現場や交通量の多く電波障害の起きる所や天候の悪い時また家の中でも電波状況が違うことがあります。もし時間がズレ始めた場合は受信出来ていない可能性がありますので、保管場所を変えて頂くか電子機器の少ない窓際や受信しやすそうな場所に1日～1週間程設置して頂き様子を見て頂く事をオススメします。

オススメの時計をご紹介！

ASTRON-アストロン

『ASTRON-アストロン』とは、1969年にセイコーが世界に先駆けて発売したクォーツ式時計「クォーツアストロン」の名前を受け継いでおり、2012年に世界初の”GPSソーラー”を搭載した時計を世に生み出したブランドでもあります。

腕へのフィット感が高い低重心のチタンケースと、駒ピッチが短く腕なじみの良いショートタイプの駒を採用したブレスレットにより、ケースサイズ42ｍｍと大きいですが、ストレスのない装着性を実現しています。直線的でシャープなインデックス・時分針には夜間の使用に応えるルミブライトが施され、力強く精悍な顔つきを実現すると共に、光の反射を抑えるスーパークリアコーティングによって、あらゆるシーン、どんな角度でも瞬時に時刻が確認できる視認性があります。

SBXC111

〈スペック詳細〉

CITIZEN ATTESA-シチズンアテッサ

1987年に、チタニウムが持つ、錆びにくい、軽い、人体に優しいといった特長とシチズンのチタニウム加工技術を全面に打ち出したブランド『ATTESA-アテッサ』は誕生しました。

多様化するビジネススタイルに合わせ、スーツスタイルやカジュアルの両方で使える、力強く軽快なデザインの「ACT Line」。過酷な環境に耐えうるハイスペックな機能を搭載し、素材は、キズに強く、軽く、肌にやさしく、さらにサビにくい「スーパーチタニウム™」を採用しています。
文字板には新開発である金属塗装を採用し、高級感ある仕上がりに。サブダイヤルはすり鉢状にすることで立体感を強調。ミラー面が際立つデュラテクトピンクとデュラテクトDLC の組み合わせにより、メリハリのあるシャープな表情がとても魅力的な一品。

ACT Line　ブラックチタンシリーズ　CC4016-67E

〈スペック詳細〉

“Elegance, Technology”をブランドコンセプトに、先進のテクノロジーとスポーティデザインを併せ持つ『OCEANUS-オシアナス』のMantaシリーズ。その中でもコンパクトサイズの3針モデルで、ザラツ研磨によるチタンケース、バンドの上質な仕上げ、カラー蒸着をあしらったサファイアガラスベゼルなど、フラッグシップラインならではの拘りをそのままに、時・分・秒針のシンプルな3針仕様で、美しさと高い視認性を実現している魅力的な一品。

0CW-S400-2AJF

〈スペック詳細〉