【静岡市宝石店】イタリアンカメオ展 開催!
貝にアートの生命を与える、伝説の技法
25種類もの彫刻刀を巧みに使い、一点一点彫師が精魂を込めて彫られるカメオ。
アーティストたちの情熱と熟練した技が、美しく精緻な作品は、ジュエリーでありながら芸術品とも言えます。
紀元前より、人々に愛されてきたカメオの伝統を継承する、5人の巨匠をご紹介します。
Pasquale Ottaviano
パスクァーレ・オッタヴィアーノ
1938年10月17日/エルコラーノ
美術学校でカメオ技術を習得後、ナポリの偉大なカメオ作家ジュセッペ・シャランガの工房に入り、弟子として教えを受け、さらにその技術を磨いた。
シャランガからその作風を受け継ぎ、ナポリの800年代彫刻であるミニチュア彫り、優美なひだ付け、繊細な肖像を典型とする。彼の芸術的発想は、ギリシャ神話や600年代のイタリア、フランスからインスピレーションを得て、素材の中では最高級とされるコルニオーラ貝とサルドーニコ貝で彫り上げられている。
シェルカメオの彫りとコントラストにはアンティックな薫りがただよう。
Giovanni Ventresca
ジョヴァンニ・ヴェントレスカ
1970年7月20日/トーレ・デル・グレコ
画家として、またカメオ彫刻家としても有名なマリオ・ヴェントレスカの息子。
父から受けた教えと、自らの努力によって、オリジナリティのある作品を彫る力を身につけた。彼の彫る女性像は、美しいシンプルなラインと力強い彫りが見る者に清潔な印象を与える。自分を向上させるために常に学ぼうという意欲にあふれた素晴らしいアーティスト。
Mariano Achito
マリアーノ・アキート
1944年3月27日/トーレ・デル・グレコ
巨匠のもとで技術を磨き、彼独自の作風を作り出す。
その作風は大胆な力強さと繊細な彫りが融けあい、芸術性豊かな気品に満ちている。天才的ともいえる直観で貝の形状や特性を見抜き、彫りこんで貝に息吹を与える。
彼の作品は見る者の心を豊かにし優しくする。
Raffaele Vitiello
ラッファエレ・ヴィティエッロ
1973年11月26日/トーレ・デル・グレコ
少年の頃から将来はカメオの彫り師になることを決めていた。
美術学校を卒業後、カメオ作家のモナステーロのもとで技術を磨き、彼自身のスタイルを確立した。
遠近法を取り入れた風景を彫るのを得意とする。
Franco Scala
フランコ・スカーラ
1943年12月20日/トーレ・デル・グレコ
カメオ作家として国内外で有名になってからも、常に何かを学ぼうという姿勢を崩さない。また彼は指導的立場にあり、有名な若い作家を何人も育て上げ、現在も若い作家のために自宅アトリエを開放している。ロマン派の絵画を好み、
また彼自身も時間の許す限りデッサンに励む。
作品は甘く哀しい雰囲気があり、風景彫りには清らかさと気品が漂う。
実際にカメオを見てみよう
百聞は一見に如かず!
是非カメオを見にご来店くださいませ。
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カメオ展
~イタリア巨匠からの贈り物~
2018年3月9日(金)~3月11日(日)
10:30~19:30
セレクトジュエリーショップ LUCIR-K(ルシルケイ)
054-221-1556
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