ちなみにですが、株式会社リクルートが発行する結婚情報誌「ゼクシィ」が実施した『結婚トレンド調査2022 報告書（富山・石川・福井）』での婚約記念品の有無では〈71.2％が婚約記念品あり、28.8％が婚約記念品なし〉という結果だったそう。約7割の女性が婚約指輪を欲しいと思っていて、約7割乃夫婦が婚約記念品を贈っている。いらないと言った人が実際にもらっていないという結果なのでしょうか？では、いらないと答えた人の意見も見てみましょう。

いらないと答えた理由は？

・婚約指輪をつける機会が少なそうだから…35％

・旅行や貯金などにお金を充てたい…25％

・金額的に申し訳ない、欲しいと言えない…20％

・指輪ではなく、バッグや時計など別のものがいい…10％

・その他（まだイメージが無いなど）…5％

3割が着ける頻度と婚約指輪の価格を比例して不要と回答し、2割はふたりの今後のために充てたいという回答でした。ただ注意して欲しいのが、いらないと答える人の中には、いる？と聞かれると遠慮して「いらない」と答えてしまう女性も多いということ。「いらないと言われたから」と鵜呑みにせず、真意を確認してあげることをおすすめします。

そもそも婚約指輪を贈る理由

そもそも婚約指輪ってなんで贈るの？男性ばかり大きなお金が動くのはちょっと理解できない…そんな方もいらっしゃると思います。では婚約指輪にはどんな意味があるのでしょうか。

婚約指輪の本来の価値

婚約指輪は、結婚を決めた大切な相手に今の気持ちをダイヤモンドに込めてお渡しするもの。

ダイヤモンドを含むジュエリーは、この世で唯一永遠性を秘めています。どんな頑丈な家を建てても、高い高級車を買っても、ブランドの鞄を持っていても、いずれかは必ず寿命が来てしまいます。そして、それは人間も同じで、時を重ねて年を取りやがて亡くなります。人の命に限りがあるものだからこそ、この世で唯一永遠なジュエリーに“永遠の愛”の想いを込めてお渡しするんです。人生の大きな決断を、口約束や婚姻届けだけでなく、誠意をカタチに表すことが必要です。

婚約指輪にしかできないこと

ずばり、「初心が永遠の形になる」ということです。プロポーズの時、入籍の日、結婚式、初めてのお子様が授かった時、家族の記念日、これから訪れるたくさんの幸せな日々の中で、婚約指輪は変わらずそばにいてくれます。もちろん幸せな出来事ばかりではないかもしれません。喧嘩することも辛いこともたくさんあるはずです。でもそれでも初心（最初に思い立った考え。最初の決心。）を忘れずにいられる証とも言えます。

そもそもいる？いらない？というものでもない

他のご家庭の大切なお嬢様を嫁にもらう。相手方のご両親に、口約束だけでなく誠意を形にしたものが婚約指輪。だから決して安いお買い物ではないです。ただ、婚約指輪のように真剣にダイヤモンドと向き合う機会は、人生の中で何度もあることではありません。だからこそ一生に一度、思い切って奮発してあげて欲しいと思ってしまうのは、乙女心だからでしょうか？