【飯田市】補聴器と集音器の違いは何?? 補聴器の出来ること、集音器の出来ることをまとめてみました!
「補聴器」と「集音器」どちらも聞いたことはあるけど明確な違いがわからない、性能はどう違うの?と感じる方も多いのではないでしょうか?
どちらも耳に着け、音が大きく聞こえるものなのに、何が違うのか分かりにくいですよね。
今回は補聴器と集音器の違いを出来ることをふまえて、比べてみましたので参考にしてみてください。
補聴器とは
補聴器とは『聴力の落ちた人の聞こえを補う目的で開発された耳用補装具』を指します。
国(厚生労働省)の認可基準(補聴効果や衝撃テストなど)をすべてクリアした医療機器。
そのため非課税で購入することが可能で、市区町村で補助が出る場合もあります。
その他、形状もポケット型・耳掛け型・耳穴挿入型・小型耳掛け充電式など多岐にわたる中から選ぶことが可能です。
飯田市でも申請することで補助が出る場合もあります。
補聴器の製造目的と簡単な歴史
補聴器が飛躍的に進歩・向上したのは戦後になります。北欧の福祉重視国で聴力の落ちた全国民にほぼ無料で補聴器を支給したことからメーカー間で開発競争が起こり、そこから世界中に技術が拡販していったと言われています。
北欧に有名な補聴器専門メーカーが多いのはその理由があるからです。
補聴器の出来る事
マイクロコンピュータが内蔵され、騒音制御や語音強調などの機能・性能が備わっていることが一般的で、全音域での調整が可能。高度な調整技能を持った店員の丁寧なフィッティング(調整)と、その後の経過観察・再調整が肝要です。
調整とは?
聴力や聞こえ方は一人一人全て異なります。全く同じ音が聞こえても、平気な人もいれば、耐えられないほど敏感に反応する人もいます。補聴器をつけた時の聞こえ方を個々の特性に合わせ、一番聞こえの良い状態にするのが調整です。
まず聴力測定を行い、暫定的に測定結果に合わせ、低音から高音まで各種の音階での聞こえ方を合わせます。補聴器に付随している機能性能にもよりますが、大きな音だけを入りにくくしたり、小さな邪魔な音(暗騒音といいます)だけを下げることも可能です。
その他にも、全方向から同じ程度に音が入るようにしたり、講演会用に前方からの音を強調して聞こえるようにしたり、今の補聴器は驚くほど色々な要望にお応えできます。
ですから調整時のコミュニケーションは非常に重要となります。又、出来ればご家族の同伴をおすすめします。ご家族の方のアドバイスが調整の役に立つ場合がほとんどです。また一緒に選ぶことで金額面も安心感があるでしょう。
価格と購入方法
補聴器は集音器より高額で、両耳で10万円~100万円以上。高額の電化製品(コンピュータ)です。性能により価格に大きな差があり、種類もたくさんあります。
買い方としては、調整の技術や知識を持った販売店で相談の上購入する事をおすすめします。理由としては、家電量販店などでは上記の細やかな調整が出来ないからです。又、購入・使用後の再チェック・アフターケアが大変重要なため専門知識をもった技術者のいるお店を選びましょう。
集音器
集音器の製造目的と簡単な歴史
探鳥会(鳥の声を大きく聞く)や狩猟用に開発され、のちに軍需品としても転用され、改良を重ねた「音を大きくする装置」です。
音が大きく聞こえるのだから、音質などが自分に合えばお買い得です。国の認可を受けていないので、「補聴器」の呼称は使えない。消費税は課税されます。
集音器の出来る事
スピーカーのようなシンプル構造ですが、音量の調節は可能です。言葉が聞き取れる程度まで音量を上げると、衝撃音(食器の当たる音、襖の閉まる音など)がすさまじく響き、付けられない事もある様です。ある程度の音量調整で対応できる方は良さそうですね。
価格と購入方法
補聴器より大幅に値段が安く、数千円~2、3万円程度です。家電量販店や通信販売などで気楽に購入できるので、新聞広告やチラシに良く掲載されています。購入時の注意点としては、通信販売などでは試し聞きが出来ないので専門店で体験することをおすすめします。
まとめ
補聴器でも集音器でも、一番大事なことは、自分に正しく合っているかどうかです。ご自分にきちんと合えば、又、役に立つのなら、値段は安い方が良いに決まっています。但し、合わないものを無理に使っていると、耳をいためたり聴力が低下したりします。
ご自分やご家族の耳の聞こえ具合や問題点を知るためにも、是非、聴力測定はしておいてください。耳鼻科医、又は補聴器屋さんでチェックしてもらいましょう。
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