【郡山市】60周年のアニバーサリー「カレラ」。【タグ・ホイヤー】

腕時計に興味がある人でも、興味がない人でも聞いたことのある名前がいくつかあると思います。ロレックス、オメガ、カルティエ、セイコー、そしてタグ・ホイヤー。生活の中で、自然に目にしたり耳にしたりする腕時計のブランドはそう多くはないと感じますが、日本でのタグ・ホイヤーの人気と認知度は非常に高いと思います。テレビのゴールデンタイムで、F１レーサーとして大活躍していたスーパースターがタグ・ホイヤーのパートナーだったり、そのスーパースターがバラエティ番組でゴーカートに乗っていたり、高級時計でありながらどこか身近に感じることのできる魅力を持っています。そんなタグ・ホイヤーを代表するモデル「カレラ」。今回は発売から70周年を迎えた「カレラ」をご紹介しようと思います。

カレラとは

カレラは、1963年にドライバーが読みやすいように特別にデザインされたダイヤルを備えた時計としてタグ・ホイヤーの4代目ジャック・ホイヤーによって発表されました。カレラの名前は、1950年代にメキシコを横断した世界で最も危険だとして知られている伝説のカレラ・パナメリカーナのレースから取られています。世界中のどの言語でも発音しやすいとの理由があり、ジャック・ホイヤーが選んだ名前です。

1971年に時計担当として、スクーデリア・フェラーリとの提携を開始し、この関係は1979年まで続きます。長年のモータースポーツファンであるジャック・ホイヤーは、すべてのフェラーリチームドライバーに特別なカレラを贈りました。それが万一の事故のときのために、背面にドライバーの血液型が刻まれた純金のカレラ1158でした。2023年に60周年のアニバーサリーを迎えて発表されたカレラは、この時代のデザインから多くのインスピレーションを得ています。「レースは終わらない」。腕時計の役割が変化したいまだからこそ、カレラの魅力は一段と輝いています。ここからは2023年のカレラをご紹介します。