【静岡】大人にも人気！6600万年前の海の巨大生物「モササウルス」の歯の化石は一見するべき

6600万年前の海の猛者「モササウルス」。映画ジュラシックワールドで一躍人気となり、今や大人にも子供にも大人気です。このモササウルスの歯の化石を実際に見て触ることができるのはご存知ですか？

なぜ、こんなに化石を身近で触ることができるのか

「化石」と聞くと、博物館に展示され、触れることはできないと思われるでしょう。しかし、モササウルスの歯の化石は意外と身近で見ることができます。一体なぜ気軽に見ることができるのでしょうか。

モササウルスの化石が世界の多くの地域で見つかっている

モササウルスの生息していた6600万年前は、今よりも温暖で海水面が高かったため、現在は陸地でも当時は海だったところが多くあります。モササウルスはこの広い海域で繫栄したと思われます。現在のヨーロッパ、アジア、アフリカ、北アメリカの広い地域で化石が発見されています。南極大陸も白亜紀は氷に覆われていなかったことから化石が見つかっており、モササウルスが広範囲で生活していたことがわかります。

化石の保存条件

そもそも、モササウルスの化石は海底での堆積作用により保存されやすい環境にあったと考えられます。海洋生物は石灰岩や砂に埋没することで良好な状態で保存されることが多く、アンモナイトなども世界各地で化石で見つかっています。

モササウルスの歯の生え変わり

歯は骨に比べて密度が高く化石化しやすい部位です。モササウルスの様に捕食する生物は頻繁に歯を失いますが、ワニやサメのように多重生え変わりの特性を持っているため、次々と新しい歯に生え変わります。それゆえ大量の歯が残されたと考えられます。他の骨よりも多くの歯が化石として見つかっているのもそのためです。

大きな口に数十本の歯

モササウルスの歯の数は上あごに40本以上、下あごに40本以上と言われています。一匹につき80本以上の歯を持っていた可能性が高く、化石の数も多くなります。

そもそもモササウルスの個体数が多かったこと、歯の数が多かったことと生え変わりの特性があったこと、恐竜に比べて海の生物は化石の保存状態が良かったことなどから現在も尚、世界中で発見されています。博物館に限らず、化石や原石などを扱うお店でモササウルスの歯の化石を見たり、触ったり、購入できたりするのも数が多いからです。

海の猛者の歯は強い証としてお守りに

モササウルスは全長が18メートル、体重20トンという海の猛者です。陸上でティラノサウルスが最強だったように、海ではモササウルスに敵うものはいませんでした。ティラノサウルスは生息地域が限られていたこともあり個体数が少なく、希少です。気軽に購入できる価格ではありませんが、個体数が多く、化石として残っているものも多いモササウルスの歯は比較的気軽に持つことができるのです。この強さの象徴であるモササウルスの化石を持つことで勇気が持てるとお守りとして人気があります。

本物と偽物の見分け方

ネットでも購入できるモササウルスの歯の化石は、本物ばかりではありません。そこでモササウルスの歯の化石が本物かどうか見分ける方法があります。

見た目の特徴

モササウルスの歯の化石は長い年月をかけて形成されるため、表面に特有の風化や色合いが見られます。一方、模造品は人工的に作られているため、表面が滑らかできれいな色をしている場合が多くあります。レジンや他の素材で作られていることもあり、質感が本物とは違います。本物を磨いてピカピカに仕上げてある場合は、磨く前の状態も見れると安心でしょう。

価格

あまりに安価すぎる場合は注意が必要です。インターネットやオークションサイトで数百円などの低価格で大量に販売されているものは模造品の可能性が高いのです。

信頼できるお店で

化石を購入する際は信頼できるお店での購入がおすすめです。実店舗のあるお店で購入するのがおすすめです。

静岡の街中にある奇石博物館
FIRST DIAMOND

静岡奇石博物館は「FIRST DIAMOND」内にあります。静岡の街中で原石や化石など、奇石を触ることができ、また購入することも可能です。店内ではモササウルスの化石を磨いてペンダントに加工もできるので、身に着ける楽しみもあります。6600万年前のモササウルスの化石を見ながら、自然や科学への興味を持ちませんか？