【宇都宮市】とっても丈夫な結婚指輪。ドイツのブランド“クリスチャンバウアー”こだわりの製法って?

ものづくりの国ドイツのブランド“クリスチャンバウアー”。
抜群の丈夫さと着け心地の良さが特徴のブランドで、1880年に創業されて以来、一世紀以上の歴史を誇ります。
トップメーカーからも認められる最先端技術を有しており、クリスチャンバウアーの工業部門ではベンツやポルシェ、BMWなどの自動車部品、また、ボーイングやNASAの航空部品を製造し高い評価を得ています。
この技術がジュエリーにも活かされているのです。
また、受験資格が一生に一度のみという国家資格“マイスター”を取得した職人が多数在籍しているのも特徴です。
《すべては、生涯共にできるリングのために》
生涯着けていただくための耐久性・つけ心地を実現するために、独自の合金方法、鍛造法にこだわり続けています。
今回はそんなクリスチャンバウアーの合金方法と鍛造方法についてご紹介させていただきます。
そもそも鍛造って?
指輪の強度にこだわると、目にすることが多い“鋳造(ちゅうぞう)”“鍛造(たんぞう)”という言葉。
そもそも“鋳造”“鍛造”とは何か簡単にお伝えすると、“鋳造=型流しでつくっている”か、“鍛造=圧縮してつくっている”かということです。
もう少し詳しくすると、
鋳造
メリット…型に地金を流して作る為、Sラインなどの動きがあるデザインや繊細なデザインを作ることが可能な製法。サイズ直しができることが多い。
デメリット…溶かした地金を型に流し込んでつくる為、気泡を含みやすい。鍛造と比べると変形しやすく、キズが付きやすい。
鍛造
メリット…強度・密度が高い為、重厚感がある。変形しづらく小傷が付きづらい。着け心地がいい。
デメリット…サイズ直しができないことが多い。
一本の地金を伸ばし鍛えてから丸く成形する製法や、金属の板をドーナツ形にくり抜き成形する継ぎ目を作らない製法などがある。
このようになります。
尚、鍛造でサイズが変わった場合は定価の25%~35%程で新品と交換になる“サイズ交換”という扱いになることが多くあります。これを同じ指輪を使い続けられないと考えるか、定価の25%~35%程で新品と交換できると考えるかは人それぞれなのでメリットともデメリットとも言えます。
ちなみに、サイズ直しができるとされている指輪も基本的に ±1~±3 などのサイズ直し可能範囲があることが殆どです。
(例:±1の場合、最初に10号で製作したリングは11号までのサイズアップと、9号までのサイズダウンが可能)
サイズ直しの可能範囲を越えると、サイズ交換になります。
クリスチャンバウアーのこだわりの製法って?
クリスチャンバウアーでは、全ての地金(リング部分の金属)を自社で合金しており、通常の鍛造と比べて更に工程数を増やしたこだわりの製法でリングを制作しています。
こだわりの合金方法
まずは合金方法からご紹介です。
クリスチャンバウアーでは、合金をする際に主に5種類の金属【プラチナ・パラジウム・金・銀・銅】を使用して自社で合金をしています。
それらの金属を合金する際にこだわっているのは3つのポイント“減圧”“低酸素”“高周波加熱”です。
減圧
・気圧を下げることにより、低い温度で金属を溶かす。
・余分な熱を与えないことで金属の劣化を減らす。
→金属組織を壊さない
低酸素
・酸素は金属にとって酸化(変色)の原因になる。
・アルゴン、窒素等の不活性ガスを入れ酸素濃度を下げる。
→変色しづらい合金となる
高周波加熱
・金属に負担をかけない加熱方法。
・均一に加熱され理想的に混ぜ合わさる。
→劣化のない合金
これらにこだわることにより、クリスチャンバウアー独自の鍛造方法に耐えられる、良質な合金が完成します。
こだわりの鍛造方法
1.クリチャンバウアーではまず、3㎝の厚みのインゴット(合金した金属を冷やし固めた金属の板)をローラーで8㎜まで圧延します。
2.そして8㎜まで圧延できたら、次は160tの圧力で地金を打ち抜きます。すると、少し厚みのあるボタン電池のような形の地金ができます。
3.次は、そのボタン電池のような形の地金の中心に100tの圧力をかけていきます。通常の鍛造と異なるのは主にこの部分。
通常のこの作り方の鍛造の場合、2の段階でドーナツの様に真ん中の穴も同時に空けてしまう事が多くあります。
しかし、それでは1で金属を圧延した時にできる鍛流線(金属の筋肉繊維のようなもの)が切れてしまいます。すると鍛流線はあっても限られた弾力性しかない金属になってしまいます。
その為クリスチャンバウアーでは、ボタン電池のような形に打ち抜いた後に、地金の中心に100tの圧力をかけ、ゆっくりと内側に向けて練りこんでいきます。そうして内向きの鍛流線を作り、最後に残った薄い地金を打ち抜き、小さな穴をあけてドーナツ状に成形していきます。
円に沿った鍛流線ができることで、高密度な金属組織が筋肉のような弾力性を得ることができるのです。
4.プレス機でその丈夫なドーナツ状の地金に、更に40tの圧力をかけます。
5.更にリング内外の両面から圧延し、強度のあるリングの土台を作り出します。
こうした数回の圧縮を経ることで【傷つきにくく、変形しにくい地金】を作り出すことができるのです。
単色の指輪であればそのまま次の切削の工程へ、2色以上のデザインであれば、真空状態に近い状態の機械の中で6tの圧力をかけ接合されてから、次の工程に移されます。
成形 (切削・石留め・最終仕上げ)
出来上がった丈夫な指輪の土台は、上面・側面・内径とリングを回転させながらダイヤモンドカッターで余分な地金を削りだし、形を作られていきます。
あまりに丈夫な地金である為、非常に高価(12~40万円)なダイヤモンドカッターの刃が、2本指輪を削ると使用できなくなり、刃を磨きなおして使用しても約40本分しか削ることができない程だそう。
そこまで丈夫な地金は、ダイヤモンドの石留め加工においても非常に難しく、熟練の技を必要とします。職人さんがダイヤモンドの輝きを最大限に活かすため、マイクロスコープを使用し綺麗に留めていきます。
そして、最終の仕上げでは、指になじむ様に一本一本職人さんの手作業で丁寧に磨き上げられます。
“長い時間の中で磨かれたシンプルフォルムと機能美”
【クリスチャンバウアーの1900年代当初のデザイン帳】
“年月を重ねても色あせないデザイン。
それは色と線の微妙なバランス、そして配置されるダイヤモンドで完成する。
クリスチャンバウアーの<シンプルフォルム>は、単に装飾を省いたというデザインではなく、
深いポリシーと考え抜かれた機能美がかくされています。
だからこそ流行をも超えた本物の<シンプル>と言えるのです。”―――クリスチャンバウアー
クリスチャンバウアーのブランドロゴにはモミの木がデザインされています。
常緑樹のモミの木は冬でも葉が落ちず、永遠の生命を象徴するものとして、崇拝の対象とされていました。
昔ゲルマン民族は、闇や寒さが支配する森で、四季を通じて緑の葉をつけるモミの木を“希望”“堅実さ”の象徴としたそうです。
また、モミの木はたとえ折れたとしても、近くのモミの木から養分をもらい、生き続けます。
まるで夫婦で助け合うかのようですね。
クリスチャンバウアーのブランドロゴのモミの木には、“ふたりの愛が大きく育ちますように”という願いも込められています。
いかがでしたでしょうか?
抜群の丈夫さと着け心地の良さを兼ね備えた、想いのこもった結婚指輪“クリスチャンバウアー”。
ぜひ一度実際にお試しくださいね。
シャルクレールブライダルジュエリー
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028-612-5988
定休日:水曜日(祝日は除く)