【浜松市】ブライダルジュエリーの定番素材!プラチナの特徴・魅力に迫る
昨今のブライダルジュエリー定番素材と言えばプラチナ。その白い輝きに人々は魅了され、生涯を共にするブライダルジュエリーとしてプラチナを選んできました。今回はそのプラチナの魅力や特徴をご紹介いたします。
プラチナってどんな素材?
白金元素族レアメタルの一つであるプラチナ。わずか3グラムのプラチナを採取する為に1トンもの原鉱石から採掘されています。7割以上が南アフリカで産出され、そのうち80%が産業・金貨・投資などに用いられ、残りの20%程が宝飾用として使われています。プラチナは金の産出量の1/34という希少性の高さ、また金に比べ比重も重くなる為グラム単価が金より高くなるというのが従来のプラチナと金の相場でした。2020年現在は金の相場が跳ね上がり、希少性は金よりプラチナが高いものの相場価格は金がプラチナを上回る価格で推移しています。
プラチナの優れた特徴
純白の美しい輝きが最大の魅力として人々を魅了してきました。その白い輝きが無色透明のダイヤモンドの美しさを引き出してくれる素材なのはもちろん、その柔軟性も優れた特徴の一つとされています。粘り強い柔軟性からダイヤモンドや色石などを留める爪など繊細なセッティングを美しく仕上げることが出来ます。またプラチナは溶ける融点が高く、その他変色・変質が無い優れた耐久性を持つ金属として高い評価を得ています。その為近年では精密機器や医療などにも安心して使用されている金属となっています。
日本はプラチナ消費国第2位
プラチナの消費国第1位が中国、日本は第2位と世界大規模のプラチナ消費国です。特にブライダルジュエリーでのプラチナのシェア率が特に高く婚約指輪は90%以上、結婚指輪についても80%以上の方がプラチナの素材を選んでいます。日本国内で婚約指輪・結婚指輪を贈る文化の背景で国内のメーカーが希少性が高く単価の高いプラチナ素材の商品を大々的に宣伝した事で、プラチナが持つ不変性の変わらない純白の輝きはブライダルの花嫁の象徴とされ多くのカップルに選ばれる素材として定着されました。また金属アレルギーが起こりにくい素材の為安心して選ぶことが出来ます。
プラチナと金属アレルギーの関係性
プラチナは金属アレルギーが起こりにくい素材です。しかし、婚約指輪や結婚指輪、製品化されたプラチナは強度を保つためにその純度が100%ではなく5~10%程その他の金属を混ぜられてつくられています。その配合素材に反応して金属アレルギーが起こる場合があります。配合金属の割合や何の金属が混ぜられているかは、ブランドやメーカーによりばらつきがあるので、アレルギーが心配な方はその商品がプラチナ以外に何の素材が配合されているかを確認して購入することをおすすめします。
プラチナ純度と配合金属
プラチナPt1000は混じりけのない純プラチナですが、指輪やジュエリーとして強度が弱くなってしまいます。その為5~10%その他の金属を混ぜて地金の金属を強くしているのが主流。5%の場合“Pt950”、10%の場合“Pt900”と表記されます。婚約指輪や結婚指輪はPt950とPt900が一般的です。ネックレスチェーンなど、より強度が必要なジュエリーですとPt850などが用いられます。Pt950とPt900を比べると、Pt950の方がプラチナの純度が高い為価格が高くなります。一方、Pt900は純度はやや下がりますが強度は高くなります。配合金属は主に2種類【パラジウム】と【イリジウム】という金属が使われています。
【パラジウム】
白金属メタルの一つでプラチナ製品の配合金属として主に配合されている金属。プラチナと同じく銀白色で酸化・腐食しにくい特性を持ちます。金属アレルギーにして比較的起こりやすい金属。
【イリジウム】
白金属のレアメタルの一つでプラチナと同じく希少性・比重が重い金属。その昔恐竜が絶滅した時の巨大隕石に多く含まれる金属と言われ宇宙から贈り物とも言われています。イリジウムは融点が高く耐熱性・耐食性を持ち、強度もパラジウムより強い金属になります。金属アレルギーに関して比較的起こりにくい金属。その希少性の高さから、プラチナの配合金属としてはあまり多く使われていない金属です。
その他、パラジウムと合せて【ルテニウム】という金属を配合されたプラチナがあります。Pt900の場合、7%パラジウム+3%ルテニウム、Pt950の場合、3%パラジウム+2%ルテニウム、という配合率が一般的です。ルテニウムが配合された金属は通常のプラチナより強度が高くなる為、“スーパーハードプラチナ”と呼ばれています。
【ルテニウム】
白金属メタルの一つで、プラチナの4倍の強度を持つ硬い素材。融点が非常に高く、耐食性・耐摩耗性に強い金属な為、結婚指輪などに配合される場合が多い金属です。金属アレルギーの関して比較的起こりにくい金属。
同じプラチナ製品でもプラチナの純度や配合金属により、貴金属としての価値・強度・また金属アレルギーの起こりやすさなどに変化が生じることがあります。婚約指輪や結婚指輪は永く使うジュエリーになりますので、詳しい純度や配合率なども理解して購入しておけば安心ですね。
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