【浜松市】婚約指輪(エンゲージリング)は本当に必要?!婚約指輪の本当の意味とは?
婚約指輪は本当に必要?絶対に贈らなくてはいけないものではないけれど…。どうして婚約指輪を贈るのか。どうして婚約指輪にはダイヤモンドなの?そのルーツから辿り、婚約指輪を贈る本当の意味について考えてみましょう。
婚約指輪のルーツ
男性が女性に結婚を申し込む時に贈られるようになった婚約指輪。その起源となったのは古代ギリシャ・ローマの古紀元前1世紀頃。その頃は“契約”という意味を持ち、力の象徴である鉄の輪を贈ることで忠誠を誓い、契約を交わしていた様です。
一方、日本国内で婚約指輪が広まったのは西洋文化を取り入れるようになった明治時代が始まりと言われています。当時はダイヤモンドではなく真珠や誕生石の指輪が主流でした。婚約指輪にダイヤモンドを贈るようになったのは1970年代。ダイヤモンドの供給会社が日本国内で販売を開始したことをきっかけに大々的なCMから絶対的な価値のあるダイヤモンドを用いる様になりました。
婚約指輪には何故ダイヤモンド?
ダイヤモンドが初めて発掘されたのは紀元前4世紀頃。そこから南アフリカで大規模なダイヤモンド鉱山が発掘され、ダイヤモンドが多く流通し始めたのがきっかけで婚約指輪にダイヤモンドを用いられるようになりました。天然の鉱物であるダイヤモンド。この地球上で一番硬い鉱物とされ、その原石が持った硬さ故、研磨することでその他の鉱物より圧倒的な強い輝きを放ちます。その硬さと永遠に輝き続ける姿が、結婚の約束となる婚約指輪に相応しいとされたのです。
現代でも希少価値が高く、眩い輝きを放つダイヤモンドは富の象徴とされています。そのダイヤモンドを婚約者に贈ることで、財を分け安心してお嫁に来て欲しいという意味も込められています。また高貴なダイヤモンドを贈ることで、婚約者だけではなく、彼女を今まで大切に育ててこられたご両親やご家族の方へ安心頂くことにも繋がります。何よりダイヤモンドの輝きは女性を幸せな気持ちにさせる特別な力を持っています。プロポーズの言葉と一緒にダイヤモンドの輝きがあれば完璧なプロポーズとなるでしょう。
婚約指輪の相場
2020年現在、婚約指輪の相場は35万円前後。“婚約指輪は給料の3ヶ月分”というのは宝飾メーカーが作り上げたCMのキャッチフレーズが上手く時代にマッチし世間に浸透しました。実際の相場は30万前後で選ばれている方が多く、15万~100万円と幅広い価格帯の中で販売されており、男性の予算次第でさまざまな種類を選ぶ事が出来ます。また、ダイヤモンドのグレードにより大きく金額が前後する関係で相場の範囲が広くなっています。彼女へ誓う結婚の約束の婚約指輪、金額と気持ちが比例するものではありません。贈る気持ちを大切に、自身の精一杯の誠意を婚約指輪に込めて贈ってみてはいかがでしょうか。
『婚約指輪は身に着ける機会が少なくもったいないから要らない』という声もありますが、婚約指輪を贈ることには沢山の意味があります。ただ贈るものでも、受け取るものでもありません。そこには気持ちや誠意、誓いが込められたとても大切な意味を持ちます。その意味を再認識していただくと、より特別でかけがえのない物になるでしょう。