【金沢市】婚約指輪はいらないと言った私が、前言撤回してやっぱり買ってもらった理由
「婚約指輪は普段着けないから、いらない」親や友人と話す中で、私自身も確かにそうかも…と感じて、彼にもあらかじめ伝えていました。
いらないと感じた理由は、
・価格がとても高価だから
・その割に着ける機会が少ないから
・そのお金があったら生活費に回したいから
特に価格に関してはすごく抵抗があり、自分が自分の為に脱毛サロンや歯列矯正でローンを組むのは別に良くても、何十万円もする高価な買い物を自分の為にさせるのには気が引けてしまって。「婚約指輪は給料3か月分」そんな噂を聞いたこともあったし、歳もそんなに変わらない彼に高価な指輪を買ってもらうなんておこがましく感じ、彼の負担にもならないように「いらない」という意思表示をしていました。
結婚指輪を見たときに
そんなこんなで婚約指輪はナシ。結婚指輪はふたりで選びたかったので、結婚指輪を見にジュエリーショップへ。想像してた倍以上にキラキラ輝く指輪に、思わず目がくらむ程でした。最初はどのデザインも一緒に見え「どれもかわいいし、どれでもいいかも…」と思っていましたが、だんだん見慣れてくるとデザインの違いがはっきり分かるように…！形の違いだけでなくダイヤモンドのつき方や表面の加工など、店員さんの話もだんだん理解できるようになりました。
そんな中、ふと目に留まったのが大きなダイヤモンドがついた指輪…。ひときわ大きく、ぎらりと輝くダイヤモンドに目を奪われてしまいました。じっとその指輪を見ていると店員さんが気付いてくれ、指輪をショーケースから出してくれました。「こちらは婚約指輪なのですが、せっかくの機会です。一度着けてみられませんか？」その言葉に促されるまま指輪を着け、私は一瞬にして価値観が一変。「やばい、かわいい…」初めて指に通した大きなダイヤモンドに、一瞬で心奪われ虜になってしまったのです。（ちょろい…）
ぐらつく気持ちと葛藤する日々
「あれ、そのダイヤモンド大きいね。」彼に声を掛けられ、ハッと我に返る私。「試しに着けてみただけ。」何事もなかったように婚約指輪を戻してもらい、また結婚指輪を見始めました。ですが、その後の指輪選びに集中できなくなるほどに、婚約指輪が鮮明に脳裏に焼き付いてしまったのです。ダイヤモンドの魔力…おそろしい…。結局その日は他のお店の結婚指輪もたくさん見てみたかったので、デザインの控えだけをもらい帰宅。見てきたブランドやお店の歴史背景、指輪のデザインなどを調べる中で、やっぱり婚約指輪が忘れられない私。いらないってあれだけ明言したのに、どうしよう。彼に今更欲しいなんて言えないし、うっとおしいと思われるかもしれない。モヤモヤと悩む日々が続いたので”キッパリ諦めるためにも見納めしよう！”と思い、私一人で先日訪れた指輪やさんに行ってみる事にしました。
結婚指輪のデザインをもう一度見せてもらうついでに、婚約指輪についても相談にのってもらい。恥ずかしながら「いらないと言ったのに欲しくなってきている」という今の心境も聞いてもらいました。店員さんは「必需品ではないが、今の気持ちを形に残すのが婚約指輪。理性でいらないと思っても、直感的に気に入ってしまったものを忘れるのは難しい。大きなダイヤモンドをいただく機会は、人生の中でそう多くない。『実際にダイヤモンドを見たら欲しくなっちゃった』と素直に伝えてみては？」そんなアドバイスをもらい、確かにそうかも…とまた悩み。でもずっと引きずるよりも彼に相談してみよう！と心に決め、打ち明けることにしました。
婚約指輪への憧れ
「実はこの前、試しに着けてみた婚約指輪が忘れられなくて。」思い切って打ち明けてみたところ、彼もなんとなく察してくれていたみたいでした。婚約指輪について話していたら、なんとまさかの彼の方にも憧れがあったとのこと。結婚する＝プロポーズ・婚約指輪。それが当たり前だと思っていたのに、いらないと言われ少し肩透かしをくらったような、寂しい気持ちになったとのこと。意外にも男性にもプロポーズの憧れは存在する様で。「せっかくだし一緒に選ぼうよ。」と寛大なお言葉をいただいたので、改めてふたりで婚約指輪を見に行くことになりました。
その結果
結論からお伝えすると、THE・婚約指輪という王道デザインの婚約指輪をいただくことになりました。気に入っていた結婚指輪との相性も良く、重ねつけできたほうが沢山着けられる気がしたからです。最初はいらないと思っていた婚約指輪ですが、実際に手元に届いた指輪を見て「もらって良かった」としみじみ思いました。キラキラ輝くダイヤモンドを見ると気持ちが晴れて前向きになれるのはもちろん、彼からの愛情を感じることができ、幸せ者だなぁと実感することができるからです。婚約指輪のいる・いらないは意見が分かれるし、実際着ける頻度が少ないのも事実です。だけど婚約指輪でしか得られない多幸感があるのもまた事実。買おうか迷っている人は、彼と相談してみてはいかがでしょう。誰かの参考になれば幸いです。
