【静岡市】大切にしてきた婚約指輪。私がジュエリーリフォームした理由
この春、40年間連れ添ってきた夫が亡くなりました。無事に葬儀も済ませ、結婚して家を出ている娘や息子たちに心配されながらも、私は1人での生活に慣れつつありました。夫の荷物の整理も終わり、夫婦で大切にしてきたものを整理していた時のことです。夫からプロポーズされたときにもらった婚約指輪が出てきました。使うのはもったいないからという理由でずっとしまっておいた婚約指輪は、昔ながらの立て爪のデザインで、今では指のサイズも変わっていて、指には着けられませんでした。夫もいないので思い出に浸り、リビングに飾ることにしました。
ある日、娘が家にやってきたときのことです。飾ってある婚約指輪を見て「これ、お母さんの婚約指輪?」と興味津々に聞いてきました。5年前に結婚したばかりの娘は、素敵な婚約指輪を持っていたため、なんとなく気恥ずかしく「サイズが合わなくて着けられないから、そこに飾っているの」と答えました。すると娘が、「着けないなんてもったいない!私が婚約指輪を買ったお店で、お母さんの婚約指輪のサイズ直しもできるかもしれないよ」と言ってきました。今度連れて行ってあげるよ!と言うので、娘に連れられてジュエリーショップへ行ってみることにしました。
▼母から娘へジュエリーを受け継ぐ物語
娘がお世話になったお店に行ってみることに
ジュエリーショップなんて何年も来ていなくて、場違いかなぁ…と思っていましたが、娘に連れてきてもらったお店は意外にも年配のお客さんも多く、少し安心しました。娘の担当のスタッフさんが出てきてくれて、婚約指輪のサイズ直しの話を聞いていると「お母様は、指輪を着ける機会って多いですか?」と聞かれました。考えてみると、家ではアクセサリー類は全く着けないし、指輪を着けて出かける機会もほとんどないかも…と思いました。そう伝えると「ジュエリーリフォームをご存知ですか?最近は婚約指輪をネックレスなどの普段から身に着けられるアイテムに変える方もいらっしゃいますよ」と言われました。
ジュエリーリフォームって何?
ジュエリーリフォームとは、ジュエリーの宝石やデザインを活かして別の形に変えることを言うそうです。婚約指輪であれば、メインのダイヤモンドを使って違うデザインやアイテムに変えられるようです。そんな話を聞いて、指輪を身に着ける機会のない私は、普段使い出来るネックレスの方が良いかも!と思いました。
とんとん拍子で話が進み、色々なネックレスのデザインを見せてもらうことに。シンプルなネックレスから、華やかな装飾のあるネックレスまでたくさんの種類がありました。夫からもらった婚約指輪が1粒タイプだったので、シンプルな1粒ダイヤモンドのネックレスを選びました。
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ジュエリーリフォームをする理由
ジュエリーリフォームをする方って多いんですか?とスタッフさんに聞いてみると、婚約指輪をリフォームをされる50代~60代の女性はとても多いそうです。ほとんどの方が「普段身に着けられないから」という理由だそうです。また、婚約指輪のダイヤモンドには男性からの結婚に対する固い決意や女性を想う気持ちが込められていることから、ずっと身に着けられるネックレスにさせることが多いそうです。私も迷いましたが、夫が残してくれたダイヤモンドをずっと使っていたいと思い、ジュエリーリフォームをすることにしました。
▼形見のジュエリーをリフォームされた方の体験談
完成したネックレスを身に着けて
1ヶ月ほど経って、ネックレスが完成したという連絡をもらいました。娘とワクワクしながら取りに伺いました。出来上がったネックレスを初めて着けたとき、ダイヤモンドが輝いて見えました。こんな素敵なものをずっとしまっておいたなんて、可哀そうなことをしてしまったなぁと思いました。それから毎日のようにネックレスを着けています。天国の夫も喜んでくれているんじゃないかな…なんて思っています。私と娘がお世話になったのはLUCIR-K(ルシルケイ)というお店です。とても良いスタッフさんでしたので、気になる方はぜひ行ってみてください。
▼LUCIR-K(ルシルケイ)ホームページ
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