「鍛造(たんぞう)」は金属を「鍛えて造る」製法です。
金属に圧力をかける ⇒ 板状に成型する
その後、鍛えた金属をさらにプレスして延ばし、成型します。
金属には叩いたり延ばしたり曲げたりすることで、硬くなる性質があります。そのため、より強度が高まりますが長所と短所があります。
【長所】
金属が鍛えられることで引き締まり、加工硬化と呼ばれる金属組織の変化が起きることで密度が高くて強い指輪になります。鋳造製法に比べて変形にも強く、金属表面の硬度も高い傾向にあります。手にしたときの質感(重量感)が高く、表面硬度も高いため磨いた際の輝きも強くなります。滑らかな着け心地と抜群の耐久性が人気の理由のひとつです。
【短所】
金属を曲げたり、削りだしたりして制作するため、曲線や複雑なデザインを作るのが難しい製法です。デザインはシンプルなリングに限定されがちです。指輪を切ってサイズ直しすることができないものもあるため、サイズ交換での対応となります。