金沢市 結婚指輪の選び方のポイントって?この道10年以上のプロがどこよりも詳しく解説2

結婚指輪の選び方のポイントとは?10年以上のプロが詳しく解説いたします
結婚指輪選びのポイントを知っておくと、いざ店頭でお品物を見た時に選びやすくなるのではないでしょうか!今回も、ブライダル業界に10年間以上在籍する販売員の青山さんに結婚指輪選びのポイントを紹介していただきます!
青山さんは、東京銀座に本社を置く大手ブライダルジュエリーブランドで10年間勤めた後、現在は地元の宝飾店でブライダルリングの販売を多くのお客様に向けて行っています。
経験と知識から的確なアドバイスをされるので、たくさんのファンがいらっしゃる事でも有名です!ぜひ参考になさってください!
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1結婚指輪の大事な意味
1-1そもそも結婚指輪の意味は
結婚指輪選びのポイントをお伝えするうえで最も大事なことは、なぜ結婚指輪を購入するのか知っていただくことです。
店頭で接客していると、なぜ購入するのかをご存じない方がほとんどです。一般的に結婚指輪は「男女が身に着けるペアリング」と記載されており、男女の愛の証や誓いの品と言われています。
「絆のしるし」や「周囲に結婚がわかる」という認識が一般的かもしれません。
結婚指輪にはもっと深い意味がある?
もともと結婚指輪は古代ローマ時代に誕生しました。当時、男性は兵役につき妻子を故郷に残したまま他国に戦争に行くことが一般的でした。
医療は発達しておらず平均寿命も今より短かったと言われています。そんな時代に結婚指輪は生まれました。
つまり、結婚指輪は誓いの品でもありましたが、「お互いの分身」という意味が強かったのです。
どこにいても互いを感じられる誓いのお品モノ
どんなに遠く離れていても、夫婦であることを感じる特別な品物なのです。だからこそ今でも結婚式で交換します。
実は、マリッジリングは直訳すると、
「二人だけのための指輪」という意味があります。
将来、お墓の中まで入れなくてはなりません。
それぐらい大切なお品物だからこそ、
結婚する人は指輪を購入すると言われています。
▽結婚指輪について知るなら
1-2結婚指輪の相場
では結婚指輪の相場はどのくらいなのでしょうか。
実は我々販売員にとって、この相場というものが最も難しい質問になります。
調べてみると「20万円前後」という記載もあれば、
「約35万円」だったりと、各サイトによってバラバラです。
なぜ差があるのかというと、指輪の価格は、
「素材・幅・使われている宝石の数・ブランド」
によって大きく異なるためです。
相場に差が出る理由
同じ素材、宝石、幅、ブランドを選んでも、
造りが異なることから数万円の差が有ることもあります。
またその年や、月によっても平均金額は変動しています。そして貴金属は為替や国際情勢の影響を受けやすく高騰することも珍しくありません。
例えば、金の価格は2012年の平均は¥4,301でしたが、2022年の平均は¥7,649でした。
実に2倍近く上昇しています。素材の価格高騰による価格の値上げは珍しい物ではなくなりました。
▽『参照:田中貴金属工業HPより年次金価格の推移』
1‐3なぜ貴金属が結婚指輪に選ばれるのか
貴金属が結婚指輪に用いられる理由の一つは、
科学的に腐食に対する耐性が高いことが挙げられます。
特にプラチナには酸に強いという特性が有り、
「王水」と呼ばれる濃塩酸と濃硝酸の混合液でしか溶かすことが出来ません。
その耐性の高さから基本的に錆びることがないため、
重厚感のある輝きが失われにくいというのも、お二人の絆をカタチにする上でとても好まれています。
▽貴金属がジュエリーに用いられる理由『参照:日本ジュエリー協会HP 貴金属について』
2結婚指輪のブランドの選び方
2-1ブランドの種類
結婚指輪は、永く身に着けるお品物だからこそどのお店でご用意するのかはとても重要な選び方のポイントです。
ブランドは,
大きく分けると5つのカテゴリーに分かれます。
①海外の高級ブランド
②原石選定から行う海外のダイヤモンド専門ブランド
③日本発祥の結婚指輪の専門ブランド
④ドイツやスイス発祥の結婚指輪専門ブランドです。
海外系ブランドと日本ブランドの文化的違い
海外と日本を比較すると、
海外は創業100年を超える企業が多いことに対して、
日本の結婚指輪のブランドは創業から5年~50年前後のブランドが多いです。
なぜなら、
日本に結婚指輪の文化がもたらされたのは、
江戸時代後期であり浸透したのは昭和以降とほぼ近年の出来事だからです。積み重ねてきた歴史の違いから、創業年数に差があります。
▽指輪の歴史を知るなら(参照:ゼクシィ いつから始まったの?婚約指輪と結婚指輪の歴史と由来)
2-2各ブランドの特徴
各ブランドごとの特徴について簡単にご紹介します。
各ブランドカテゴリーごとの簡単な特徴を知ると、結婚指輪を選ぶ上で助けになります。
デザインに特色のあるブランド、
頑丈さやダイヤモンドに定評のあるブランドなど様々です。ここからは、より具体的に結婚指輪選びのポイントをお伝えしていきます。
①海外の高級ブランド
まず海外系ハイブランドの特徴は、そのブランドの象徴となるデザイン性の高い指輪と少量のシンプルな指輪という商品構成が一般的です。
また海外の方の指やトレンドをベースにデザインされている為、お客様のお話を伺っていても日本人にはボリュームや存在感があると感じデザインが多く見受けられます。
ヨーロッパでは平均的な幅は4~7mmです。その幅の中からお選びになることから、幅や造りに対する考え方も日本のブランドとは大きく異なっています。
②ダイヤモンド専門ブランド
日本ではダイヤモンドが取れないため、主要な原産国やダイヤモンドのカタチを整える研磨士は海外に多いことが現状です。
その中でも、世界的に有名なラザールダイヤモンドやロイヤルアッシャー、モニッケンダムの三つのブランドは、原石の選定から研磨、リングデザイン・製造までを行っています。
研磨士が在籍、原石の仕入れを行っているかというのは品質の指標であり、良いものを選びたいという方は原石の選定・研磨を行っているブランドをおすすめします。
▽ダイヤモンドの専門ブランドを知るなら
③日本発祥の専門ブランド
日本でダイヤモンドの原石の買い付けから出来るブランドは非常に限られており、多くのブランドがダイヤモンドを卸商から買い付けています。
より良いダイヤモンドを選ぶために、腕の確かな鑑定士が在籍していることが多いです。また、ダイヤモンドの品質はどのブランドも年々より良くなってきており、消費者はブランド毎の品質の違いの判断が難しい為、デザインやブランドコンセプトを明確に設定して売り出すことが一般的です。
和のテイストのブランドや、アンティーク調のブランドなど様々です。
▽代表的な日本ブランドの魅力を知るなら
④ドイツ/スイス発祥の結婚指輪専門ブランド
一般的に指輪は型に貴金属を流し込んで作成しますが、ドイツやスイスのブランドはより強度を高めるために「鍛造」と言われる技術を用いて作製されているのが特徴です。
貴金属に100トン以上の圧力をかけ、貴金属の密度を高めることにより強度を高めています。貴金属の生成も自社で行っていることが多く、精密で技術力も高いことから高級自動車メーカーのパーツ作成を行っているブランドもあります。
一般的な指輪の造りよりも複雑な事から、とても頑丈ですが、高価であることも特徴です。
▽石川県で鍛造の指輪を知るなら
▽金沢市で結婚指輪のブランドを知るなら
2-3ブランド毎の品質の差は何?
ブランド毎の品質の差は、日常使いをする上で重要になる「強度」と「使用されているダイヤモンドの原石の質とグレード」によって決まります。
例えば、ダイヤモンドのグレードを表す基準として「4C」がありますが、あるブランドは少し黄色みが強いダイヤモンドのグレードから使用しているが、あるブランドは無色以上のグレードのダイヤモンドしか使用しない、などです。
一般的には無色で傷が少なければ少ないほど品質の良いダイヤモンドとされる為、一生物だからこそ結婚指輪でも、ダイヤモンドの品質を、こだわりのポイントにされる方も非常に多いです。
▽ダイヤモンドについて知るなら『GIA ダイヤモンドの品質を表す4C』
■強度
また更に大事なポイントとして、強度が挙げられます。一般的な指輪は型に金属を流し込むだけですが、鍛造といわれる造りは100トン以上の圧力をかけ密度を高めているので強度が2倍近く強くなります。
数十年近い期間を共にすることになる結婚指輪だからこそ、強度の強い指輪を選ぶ方も少なくありません。
一生モノだからこそ流行り廃りのあるデザインだけでなく「ダイヤモンド」や「強度」などの品質に拘って選ぶというのも良いかもしれません。
▽指輪の造りについて知るなら
■デザインに差はあるのか?
デザインに品質の差はありません。デザインの優劣は個人の主観であり、好みに大きく左右されるためです。お好きな指輪を是非カタチになさってください。
3結婚指輪のカタチの選び方
具体的な指輪のカタチの選び方のポイントについてご紹介します。まず、検討するべきは素材・指輪のカタチ・ダイヤモンドの有無・リングの幅です。
しかし、誰にとっても初めての結婚指輪を選ぶことは初めての為最初からご存知の方はとても少ないです。
一生身に着けるものだからこそ、事前に知って頂くとより選びやすくなるかと思います。
3-1素材
結婚指輪の素材はプラチナ、イエローゴールド、ピンクゴールドの三種類が一般的です。
日本では全世界の四分の一のプラチナが消費されていると言われており、結婚指輪の素材としても白く高貴な輝きが非常に人気です。
また、金を用いた素材も肌なじみが良い事からまた徐々に人気になってきました。

■プラチナ
プラチナの特徴は、酸に強く変色しにくい事です。最も一般的なものは「プラチナ950」ですが、これは95%がプラチナで、残りの5パーセントが異なる金属になります。
他の金属に何を使用するかはブランドによって異なります。変色には強いですが、傷付きやすいため、仕上げ直しなど定期的に行う必要があります。
▽プラチナについて
■ゴールド
純金ではなく、一般的に「18金合金」が人気です。これは合金であり、75%が金で、残りの金属は異なるモノになります。
素材の中に銅や銀が化合していることが一般的なため、温泉など硫黄の成分が含まれている液体に浸かると黒く「変色」する可能性があります。
しかし、海外ではとても人気の素材であり、プラチナよりも「傷つきにくい」という特徴があります。

3-2デザイン(指輪のカタチ)
指輪のカタチはどのブランドでも、「ストレート」「S字」「V字」の3つのカタチが基本になります。
長く愛されている王道のストレート、指のラインになじみ綺麗に魅せるS字、指の長さを強調するV字の中からお好きなモノをお選びいただくか、ご自身の指のカタチに合わせてお選びいただくことが出来ます。
3-3ダイヤモンドの有無
また、ダイヤモンドの付き方は、1石タイプ、数石タイプ、たくさんダイヤモンドが敷き詰められたタイプの3つがあります。
数年前は1石だけダイヤモンドがセッティングされたデザインも人気でしたが、今はリングの傷が目立たなくなる点と指が華やかに見える事から数石タイプとたくさんダイヤモンドがあるタイプが定番です。

3-4リングの幅
指輪の幅は1㎜からお選びいただくことが可能です。細ければ細いほど、着けている感覚が無く、初めてジュエリーを身に着ける方には非常に人気です。
しかし、細い指輪は強度はそこまで高くないため歪んでしまう可能性があります。
また、細いリングを身に着けると逆に手の大きさを強調してしまうこともあります。更にファッションジュエリーと異なり50年近く身に着ける事も忘れずに選ぶことも重要です。
3-5後悔しないために
指輪のデザインは、流行による流行り廃りがあるため「可愛い」や「かっこいい」といった価値観よりも「綺麗」といった品質で選ぶことをお勧めします。
なぜなら、5年前に可愛いと思って買った服を今も着続けている人はとても少ないためです。もし着ていたとしても定番のスタイルのモノではないでしょうか。
またデザインだけでなく、「相手の分身」として大切に扱いたいと思える意味が込められた指輪もおすすめです。
▽ジュエリーの賢い買い方なら
(参考:日本ジュエリー協会HP『賢い買い方』より)
3-6比較のポイント
一般的に結婚指輪選びの比較のポイントは「品質」「デザイン」「ブランド」「アフターメンテナンス」「販売スタッフの対応」です。価格を比較される方も多いですが、販売員として、価格を決め手にすることはオススメしません。
一生に一回の大切なお買い物だからこそ、「品質」や「自分に似合う」や「2人の意見が合った」など想い出となるポイントが少しでも有れば、より素敵ではないでしょうか。
▽損をしない結婚指輪の選び方
4店頭での結婚指輪の選び方の流れ
4-1接客の流れ
一般的なブライダルリングの専門店では、入店したらまず席に案内されます。そして販売員がお席で、お二人のデザインへのご要望やご予算をお伺いいたします。
ちなみに、ご要望をお伺いしても8割近いお客様がご予算以外のご要望が無い状態で来店されるのが一般的です。
まずは、お二人で好きなデザインを探しにいくというイメージで伺うと良いかもしれません。その後、一緒にデザインを見に行ったり、お席に指輪を持って来るなどしてお気に入りのリング選びが本格的にスタートします。
4-2店員は売りつけようとしてくる?
多くの販売員は「売る」事を目的にはしていません。
お二人のご要望に添った指輪を一緒に探すことが目的です。その為日々正確な知識を身につけたり、情報収集を行ったりしています。
お客様の中には、対面の接客に慣れていない方も多いですが、ぜひ覚えていただきたいのは、販売員は最もジュエリーの知識を持ったプロのため、最大限活用していただけたら幸いです。また、コンシェルジュやガイドのような役割を持っていますので、ぜひ質問や要望を積極的にお伝えしてくださると嬉しく思います。
▽日本ジュエリー協会HP 好ましくないセールストーク
4-3要望・予算の上手な伝え方
上手な伝え方は、何を決めるにしても明確に要望をお伝えいただくだけで大丈夫です。
もしご要望が無いのであれば「無い」事を伝えたり、ご予算が20万円なのであれば「20万円以内」とはっきりと伝える事が重要です。
例えば、多めに予算を伝えるとご要望から遠い金額の指輪が出てくることになり、さらに基本的に値引きや交渉はないため注意が必要です。
▽日本ジュエリー協会HP ジュエリーQ&A
4-4お気に入りのリングが見つかったら?
最終的にお気に入りの指輪が見つかった場合、販売員はおふたりに結婚指輪を作成するか伺います。
お気に召してくださっていたらそのまま作成を承諾しても良いかも知れません。もし、不安な点があったら、販売員に不安な点を訪ねてみて下さい。
一生モノだからこそ、疑問や不安は放置しないことをおすすめします。
4-5最終決断の時に販売員の立場から感じる事
当たり前ですが、作成をすることをオススメしてもお客様にお断りされる事もあります。
その理由は「他のお店を身に行きたい」「気持ち的に今日は決められない」「予算オーバーだから家に帰って相談したい」など様々です。
しかし販売員としては、納期が差し迫っていたらその場で検討することをおすすめします。例えば「その日に買えば入籍日に間に合う場合」などです。
いずれにせよ担当の販売員と相談していつ購入したら良いかぜひ三人で検討してみて下さい。
4-6比較のポイント
もし購入を迷う場合、「品質」「デザイン」「ブランド」「アフターメンテナンス」「販売員の対応」が二人にとってぴったりだったのか検討してみると良いかも知れません。
価格でもしお悩みになられたら、支払う側だけお席を変えてもらうなどしても良いと思います。
お相手様に金銭のやり取りをお見せしなくても良かったり、支払いの相談を気兼ねなく行えたりするメリットがあります。また、欲しい時期がまだまだ先の場合は次回の来店日の相談をしても良いかもしれません。
5まとめ
いかがでしたか?結婚指輪の選び方のポイントは、まず結婚指輪の意味を理解するところから始まるみたいですね!
結婚指輪には「お互いの分身」という意味が込められている事を知らない方が多かったのではないでしょうか。
一生に一回の大切なお買い物だからこそ、意味を理解した上でブランドや素材、デザインを選ぶと選ぶ際にもっと楽しくなること間違いなしです!
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