【福岡県久留米市】誕生石ってなに?

皆さんは誕生石がどのようにして生まれたのか、どのようなものがあるのか知っていますか?
誕生石の起源は、はるか昔の聖書の時代にさかのぼります。旧約聖書の出エジプト記に出てくる12種類の宝石や、新約聖書のヨハネの黙示録に描かれた12個の宝石が現在の誕生石の基礎と言われています。その後、宝石商の手によって世界中に広まりましたが徐々に世界各地でばらつきが出るようになりました。そこで1912年アメリカの宝石業界が宝石の普及を目的に初めて誕生石を統一しました。アメリカが誕生石を統一したことを受けて他の国も次々と誕生石を規定していきました。
日本の誕生石は1958年に全国宝石商組合が制定しています。基本的にはアメリカの誕生石をもとにしていますがそこに日本独自の特色を取り入れた珊瑚とヒスイを加えています。2021年12月20日全国宝石卸商協同組合、日本ジュエリー協会、山梨県水晶宝飾協同組合によって63年ぶりに日本の誕生石が改定されました。今回の改定により10種類の石が加わり全部で29種類になっています。追加された理由として主にふたつの理由があり、ひとつは日本国内で混在している誕生石を業界として統一するため、もうひとつが消費者の選択肢を増やすことで宝石への関心を高めてもらいたいという願いからです。これによって私たちもお気に入りの石に出会いやすくなりましたね。
1月から12月の誕生石 ()は改定により新しく加わった10石
1月 ガーネット
2月 アメシスト、(クリソベリル・キャッツ・アイ)
3月 アクアマリン、珊瑚(ブラッドストーン、アイオライト)
4月 ダイアモンド、(モルガナイト)
5月 エメラルド、ヒスイ
6月 真珠、ムーンストーン、(アレキサンドライト)
7月 ルビー、(スフェーン)
8月 ペリドット、サードオニックス、(スピネル)
9月 サファイア、(クンツァイト)
10月 オパール、トルマリン
11月 トパーズ、シトリン
12月 ターコイズ、ラピスラズリ、(タンザナイト、ジルコン)
誕生石は1月から12月までの各月に宝石があてはめられていて自分が生まれた月の宝石、つまり誕生石を身に着けると幸せが訪れる、願いが叶うと言い伝えられています。新しい石が加わったのを知らなかった方も自分の誕生石を知らなかった方もまずは自分の誕生石を知ることからはじめてみてはいかがでしょうか。
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