【浜松市】婚約指輪の主役でもあるダイヤモンドの選び方。ダイヤモンドの4Cとは?
婚約指輪と聞いて思い浮かべるのはダイヤモンドの指輪ではないでしょうか?ダイヤモンドの指輪といってもデザインやダイヤモンドの品質など選び方は様々です。ブライダル専門店では、指輪のデザインとダイヤモンドを別々に選んで婚約指輪を作るのが一般的です。
指輪のデザインは見て違いが分かりますしデザインは好みが分かれますので、女性が選ぶのがおすすめですが、ダイヤモンドは婚約指輪に選ばれるレベルになるとパッと見て違いがわかる方はほとんどいないのが現状です。
婚約指輪はダイヤモンドじゃなくても大丈夫?
日本ではダイヤモンドが定番ですが、海外ではサファイヤやルビー、エメラルドなどダイヤモンド以外の希少石を選ぶこともあります。日本では高度経済成長期にダイヤモンドの輸入の自由化や、当時の宝石会社の「婚約指輪にはダイヤモンドを」とコマーシャルされていたこと、ダイヤモンドは宝石の中で一番硬いことや希少性になぞられて「固い絆、永遠の愛」を意味するともいわれています。
ダイヤモンドは評価基準が決まっています
ダイヤモンドには「4C」と呼ばれる国際的な評価基準があります。Carat カラット、Color カラー、Clarity クラリティ、Cut カットの頭文字をとって「4C」になります。4つの要素が含まれ、価格になっていくので同じ大きさのダイヤモンドでも価格が変わっていきます。
〈 Carat カラット 〉違いが見た目で最も分かりやすい
カラットとは大きさと思っている方も多いのですが、1ct=0.2gと実際は重さを現す単位になります。ダイヤモンドは宝石の中でもキラキラと輝くことで有名ですが、浴びた光を内側から反射させて輝く性質なので横幅が大きくなると縦幅も大きくなることから、カラットを大きさととらえても大きな間違えになりません。
婚約指輪に選ばれるカラット数は0.2ct~0.4ctが平均的です。ちなみにアメリカでは大きさがもっとも重要視される傾向があるので1ct以上のダイヤモンドも珍しくありません。4Cの中では見た目が一番分かりやすいのがカラットです。
〈 Color カラー 〉プロでも判別が難しい僅かな色味
ダイヤモンドは無色透明であればあるほど採掘されにくく希少性が増します。アルファベット順の「D」がもっとも無色透明でD→Zまで23等級に分かれます。ただ「D、E、F」がカラーレス(無色)になります。「J」以降はだんだんと黄色味や茶色味を帯びていきますが、黄色味がとても強くなり透明度が高いと「カナリーイエロー」と呼ばれる大変希少性が高く高価になる色味もあります。婚約指輪として選ぶのであれば「Iカラー以上」をおすすめします。
〈 Clarity クラリティ 〉内包物やキズがどの程度存在するのか
4Cの中ではもっとも分かりづらいのがClarity クラリティとも言えます。ダイヤモンドの中に内包物(インクルージョン)や外側にきず(ブルミッシュ)がどの程度あるかによって評価が変わります。肉眼で見えるのはIクラス以降なので、婚約指輪に使用される「SIクラス以上」のダイヤモンドでは内包物やキズを肉眼で見つけるのは困難とも言えます。FL(フローレス)IF(インターナリーフローレス)など中にも表面にも内包物やキズがほとんどないダイヤモンドは大変希少性が高くなります。
〈 Cut カット 〉唯一、人が手を加えて輝きを左右する
採掘されたばかりのダイヤモンドは元々キラキラと光り輝いてはいません。ダイヤモンドは光を反射して輝くという性質がある為、人間の手によって研磨して効率の良い反射率など考えてカットすることにより光輝くのです。写真のようにダイヤモンドのカットが浅すぎたり、深すぎたりすると注がれた光が他に逃げてしまいます。幸せのオーラをまとう婚約指輪にはVery Good以上をおすすめします。
Excellent エクセレントの中でも特別な「H&C」
Excellent エクセレントの中でも「シメントリー対称性」「プロポーション全体のバランス」「ポリッシュ研磨の良し悪し」が良いとトリプルエクセレント3EXと呼ばれ、特殊なスコープで見ると表側には「8本の矢」裏側には「8個のハート」が現れるダイヤモンドがあります。実際に見てみると感動的な現れ方なので、ぜひ見てみてください。
最初に書いたように、婚約指輪はダイヤモンドとアームと呼ばれる指輪を組み合わせて作っていきますので、指輪デザインや予算内で納得できるダイヤモンドに出会えることが婚約指輪選びを左右します。プロからのアドバイスとして、4Cは確かに世界基準なのですが、ダイヤモンドには一つ一つに個性がありますので4Cだけでなく、実際に自分たちの目で選ぶことが何よりも大切なのかもしれません。