ペットロスの妻へ贈る愛犬の遺骨リング

15年間飼っていた愛犬が亡くなりました。老齢だった為この一年くらいは覚悟をしていましたが、我が子同然の様に可愛がっていただけに悲しみは深く、2ヶ月経っても妻は思い出しては涙する日々でした。いわゆる「ロス」というもので、妻の為に何かしてあげられることはないかと、「ペットロス」というキーワードでネット検索をしました。すると、ペットの遺骨ジュエリーという記事を見つけたのです。

遺骨ジュエリーとは

FIRST DIAOMNDの遺骨ジュエリー

その記事によると、指輪やペンダントに遺骨を入れたジュエリーを遺骨ジュエリーと呼ぶそうです。最近ではペットを家族の様に可愛がっている方が多く、亡くなってからも近くに感じられる様に遺骨ジュエリーを身に着けて、その悲しみを乗り越えるのだとか。愛犬を失った悲しみは決して癒えるものではないと思いましたが、妻が少しでも前を向けるようにとそのお店へ問い合わせをしてみました。

▽私が参考にした記事:遺骨ジュエリーの専門店について

大切な家族をもっと身近に。遺骨リングの専門店

思い出の濃い身近にいた方との別れはとても悲しいものです。失ってしまった悲しみから少しでも前を向いて進めるようにと、注目されているのが遺骨を納めたメモリアルジュエリーです。お墓に手を合わせるのと同じ様に身に着けるだけで供養になり、また肌身離さず一緒にいられることから、悲しい別れの後も近くに感じられると注目されています。

私がお店の方に聞いたこと

Q．店舗はあるのでしょうか？

記事を読んで遺骨ジュエリーというものを知りました。そこから遺骨ジュエリーについてネット検索をしてみると、いくつか遺骨ジュエリーのお店があり、ネットでも購入できるようでした。しかし、それらの多くはネット販売のみ。年齢的に通販に慣れていないせいか実店舗が無いのは不安に思い、また大切な遺骨ジュエリーの購入にあたり、お店があるのか伺いました。するとそのお店は静岡県静岡市にあり、「FIRST DIAMOND静岡」というジュエリーのオーダーメイド専門店。遺骨ジュエリーを求めて東京や名古屋からの来店も多いようです。

Q．お店にサンプルなどはありますか？

素材のサンプルやデザインのサンプルの用意があり、試着もできるようです。遺骨ジュエリーは指輪やペンダントが人気で、実際のサンプルを見ながらデザインを決めていくので、オーダーメイドと言っても難しくなく決められるとの事。想い出の場所をデザインに取り入れたり、愛犬の似顔絵を彫ったりしてくれると言われました。

Q．来店する場合は予約は必要ですか？

遺骨ジュエリーの相談は予約制でした。住んでいる東京から静岡まで車で2時間半。遺骨ジュエリーという初めて聞いたジュエリーを見てみたかったこともあり、妻とのドライブを兼ねて行ってみることにしました。

遺骨ジュエリーのデザイン

FIRST DIAMOND静岡の遺骨リング

オーダーメイド専門店ということで、私たちにはデザインが選べるだろうか不安にと思いましたが、スタッフの方が私たちの愛犬への想いを聞いて、デザインの提案もしてくれました。遺骨ジュエリーには指輪やペンダントなどのアイテムがあり、シンプルなものから個性的なものまでデザインも様々でした。伺う前からアイテムは指輪のつもりでいたためすぐ決まり、デザイン選びとなりました。ダイヤモンド等の宝石も入れられるようでしたが、妻が気に入ったハワイアンジュエリーの遺骨リングをお願いすることになりました。ハワイアンジュエリーの模様には一つ一つ意味が込められていて、葉っぱの模様のレイが「絆」を表すと教えていただいたので、レイの模様にしました。

▽私たちが参考にした記事：ハワイアンジュエリーにも遺骨が入れられる？

【静岡市】ハワイアンジュエリーでも遺骨リングが作れるって知ってる？大切な方を...

大切な方や愛犬などの遺骨を入れたメモリアルジュエリー。ロケットペンダントなどは以前からあり、ネットでも購入できますが、最近では、一般的なジュエリーと同じように身に着けやすいデザインが注目されています。その遺骨を入れたメモリアルジュエリーに「ハワイアンジュエリー」があることはご存じでしょうか？ ▽参考記事：愛犬の遺骨を入れたメモリアルリングハワイアンジュエリーとメモリアルジュエリー手彫りのハワイアンジュエリーそもそもハワイアンジュエリーの起源は、17世紀後半のイギリスで流行した「センチ...

遺骨ジュエリーの選べる素材

カラーバリエーション豊富なK18

最も迷ったのが素材です。遺骨ジュエリーはシルバー、K10ゴールド各色、K18ゴールド各色、プラチナなど10種類以上の素材の中から選べる事にまず驚きました。自分たちが結婚指輪を選んだ約20年前はプラチナとゴールドの2～3色しかなかったように思い、初めて聞く素材がたくさんありました。デザインや選ぶアイテムによってもおすすめの素材があるようで、スタッフの方にアドバイスをしてもらい、K18シャンパンゴールドを選びました。肌なじみがよく上品なシャンパンゴールドは、プラチナとゴールドどちらとも相性が良く、妻もコーディネートがしやすそうです。

最初は話を聞いてみるだけのつもりで伺いましたが、遺骨ジュエリーの話を聞いている妻が真剣で、前を向こうとしているような気がして製作をお願いしてきました。遺骨ジュエリーは身に着けることで供養になり、また指輪の内側に遺骨を入れることで、悲しい別れの後も近くに感じられます。恥ずかしながら私は初めて知ったジュエリーでしたが、愛犬家の間では注目されているものだそうです。妻も遺骨ジュエリーを聞いたことがあると言っていました。東京から伺いましたが、初回の訪問の後はチャットと電話で打ち合わせができ、製作風景の写真も送ってもらいました。もうすぐ遺骨リングが完成します。完成したら送っていただけるようですが、妻が受け取りに行きたいと言っています。遺骨ジュエリーの話を聞きに行ってから、元の元気な妻に戻りました。指輪の完成を楽しみにしている姿を見て、妻の為に用意してよかったと思います。遺骨ジュエリーは残された私たちが前を向くためのジュエリーなんだと改めて感じました。もし、ペットロスの方や遺骨ジュエリーを検討している方がいたら、まずは相談に行ってみることをおすすめします。