【静岡】今話題！海の王「モササウルス」の歯の化石で手作りペンダントができる店

奇石博物館には古代の地球の歴史に関する貴重な学びの資料も兼ねて宝石の原石や化石が多く展示されています。プテラノドン、トリケラトプス、ティラノサウルス、ここまでは以前から知られている最も有名な恐竜の名前です。しかし、最近ではこれらと並んで、海の王「モササウルス」が注目されています。

モササウルスが人気の理由

モササウルスが注目され、話題なのには理由があります。

映画「ジュラシックワールド」の影響

海の最強の生物として登場したモササウルス。非常に大きく迫力のある姿で描かれ、海から大きな口を開けて飛び出し、獲物を丸呑みするシーンが印象に残ったことも人気の理由です。

恐竜時代の生物への関心

子どもたちが恐竜や生き物に対して興味を持つことも多く、中でもモササウルスは陸上ではなく海で生きていたため、珍しいところから関心が高いとも言えます。有名なティラノサウルスやプテラノドンではなく、モササウルスを知っているという優越感もさらなる関心につながっているのではないでしょうか？

圧倒的なサイズ感

モササウルスは体長15メートル以上と言われており、その大きさが「かっこいい」「強そう」といった魅力を感じさせます。海の中で自由に泳ぎながら他の生物を圧倒する姿に、子どもだけでなく大人も冒険心をくすぐられます。

身近で学ぶ環境

学習教育雑誌の付録などに恐竜図鑑や宝石図鑑があったり、恐竜や宝石のアニメがあったりと、日常生活で触れる環境が増えていることもあり、関心度が高くなっていることも人気の理由です。奇石博物館や宝石博物館、ミネラルワールドなど原石や色石のイベントも各地で開催されるようになりました。原石や色石だけでなく、化石も多く展示されているため、大人も子供も幅広い年代にモササウルスという海の生物がいたことが認知されるようになってきました。

モササウルスは恐竜ではないって知ってた？

混同されがちですが、モササウルスが恐竜ではないことはご存知でしたか？

恐竜とは

恐竜は爬虫類に分類されまずが従来の爬虫類とは異なり独自の進化を遂げています。陸上生活に適応した骨格構造を持っており、まずそのひとつが直立した4本の脚です。多くの爬虫類は横に広がる4本の足を持っていますが、恐竜は骨盤の構造が異なり、体を支えるために足が真下に配置されています。これにより、恐竜は効果的に移動し、大型化することが可能になりました。また、草食性と肉食性に分かれ、異なる体形や食性に特化して進化しました。現在の鶏ほどの大きさの恐竜から30メートルを超える巨大な恐竜まで、その大きさも様々です。恐竜にはトリケラトプスやイグアノドンのような鳥盤類（鳥の様な骨盤を持つ）とティラノサウル巣やブラキオサウルスのような竜盤類（トカゲの様な骨盤を持つ）のグループに分かれます。

モササウルスは何に分類される？

モササウルスは海洋爬虫類であり、恐竜ではありません。有鱗目に属し、へびやトカゲと近いグループです。完全な海洋生物で、水中で生活するために進化した爬虫類です。強力な尾を使って泳ぎ、魚やイカ、アンモナイトさらには海洋爬虫類を捕食していました。同じ時代を生きましたが、約6600万年前の白亜紀末の大量絶滅により恐竜もモササウルスも絶滅しました。

恐竜とは陸上生活に適した骨格を持ち、陸上で生活をしていました。モササウルスは海の中で生活をしていたため、恐竜の定義には当てはまらないのです。共に爬虫類ではありますが、違うのです。

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モササウルスの歯の化石で作ったペンダント

全長18メートルもの巨大な海の生物だったモササウルスは、その歯が88本あったと言われています。ワニの様に長くて大きな口だったため、納得の歯の本数です。海の生物を捕食したり、大きな口を開けて海に近づく獲物を吞み込んだりしてきたとされており、化石の歯も食いちぎった様に傷が多いのだとか。そんな最強の海の猛者、モササウルスの歯の化石を磨いてペンダントに仕上げることができるお店があります。

静岡奇石博物館
FIRST DIAMOND静岡内

原石から化石、磨かれたルースまで様々な奇石に出会うことができる「FIRST DIAMOND静岡彫金工房」内の奇石博物館はワークショップ型のジュエリー店です。連日多くの方が目新しい奇石を見に来店されています。モササウルスの化石もあり、併設の工房で歯を磨いてネックレスを作ることができるので、自分用に、親子お揃いで、お孫さんとへのプレゼントに、興味のある方は訪れてみてください。