【福岡県久留米市】養殖真珠と天然真珠って何が違うの?
真珠には養殖のものと天然のものがあることをご存知でしょうか?
天然の真珠はごくわずかしか採れない貴重なもので、真珠市場や宝石店の真珠の大半は養殖真珠になります。今回は、天然と養殖の真珠の違いについてご紹介いたします。
真珠はどうやってできるの?
そもそも真珠とはどのようにしてできるのでしょうか?真珠とは貝が作り出す宝石です。貝は身を守るために自分自身で貝殻を作ります。その器官を外套膜といい、軟体動物の体を覆っている薄い膜になります。貝殻の内側の虹色の輝きは真珠層と言われる結晶で、この外套膜から分泌されます。真珠は貝に入り込んだ異物に、この外套膜から分泌される真珠層が巻かれていってできたものです。
天然真珠ができるまで
まず、天然真珠についてです。水中の小さな生き物や砂などの異物が貝殻の中に入り込むことがあります。すると貝は刺激され、外套膜の一部が破けて異物が貝の中に入り込みます。破れた外套膜が異物を包み込み、真珠袋と言われる袋が出来ます。この袋の内側に真珠質が分泌され、異物が核となり真珠層が巻かれることで天然の真珠が出来ます。または何らかの原因で外套膜が剥がれ、貝の中に入り込み核がない真珠が出来ることもあります。天然真珠は偶然の重なりからできるため、その確率は1万分の1ともいわれています。また、大きさや形はバラバラで、綺麗な丸い真珠が出来るのはごく稀です。
養殖真珠ができるまで
次に養殖真珠についてです。養殖に使われる貝に核入れ手術という作業を施します。真珠の元となる核と外套膜の一部を人工的に貝の中に入れる作業です。この核とは、貝殻を丸く削ったもの。この核の周りに真珠層を巻かせることで人工的に真珠を作り出します。そのため養殖真珠は形の整った綺麗な真珠を作ることが出来ます。
天然と養殖、何が違うの?
天然真珠と養殖真珠の違いは、大きく分けて2つあります。1つ目に構造の違い。天然真珠は、核がない、もしくはあったとしてもとても小さいので、ほぼ真珠層でできています。一方、養殖真珠は天然のものと比べると真珠層は薄く、その厚さは0.5mm~1.0mmほど。しかし、天然でも養殖でも真珠層は貝が生み出す天然の物なので見た目にはわかりません。2つ目に価格の違いです。先ほどご紹介しましたが、天然真珠は偶然が重なって長い年月をかけて作られます。またできたとしても形はいびつなものがほとんどでジュエリーとして使えるような粒の大きい丸い天然真珠は本当に貴重なもの。当然価格もとても高くなります。
以上が、天然真珠と養殖真珠の大きな違いです。どちらにしても真珠のやさしい虹色の輝き生み出されているのは素敵ですよね。
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