機械式時計の内部に宝石が使われる

本当の理由は？

 

人気のグランドセイコーで検証します！

 

機械式時計の内部にはピンク色の石が使われています。

なんで内側にピンクの石が使われているんだろう？

と疑問に思った人も多いと思います。

今回はなんでピンクの石が機械式時計に使われているのかを

人気ブランド

グランドセイコーで検証を致します。

ピンク色の石の正体は「ルビー」

一見、デザインとして付いているだけなのかと思いますが

ルビーは飾りではなく

【機械式時計の精度や強度を守る大切なパーツ】

となります。

機械式時計の精度や強度を守る　ルビーって何の役割？

機械式時計の内部（ムーブメント）は１秒を作るために、

歯車が回転したり、テンプが往復運動をしたりと

あらゆるパーツが動き続けています。

機械式時計の針だけを見ていると分かりませんが

内部では歯車が忙しく動いています。

 

こういった激しい動きをするパーツは自ら動くことにより

積極部分との摩擦が生まれ金属がすり減ってしまいます。

この現象を摩耗と言います。

パーツが摩耗してしまうと動きが正確ではなくなってしまい

時計の精度を狂わしてしまい

そのまま使い続けるとゼンマイの軸が折れてしまい

やがて故障をしてしまいます。

摩耗を減らすために硬い宝石「ルビー」が使用されています。

ルビーは石の中でも硬いので耐摩耗性に優れています。

動きが激しいパーツを受ける部分にルビーを使う事で摩耗が減り回転がスムーズになります。

 

綺麗に磨かれた軸とルビーの接触面に石専用の油を落とす事で動いた時の摩耗を出来るだけ防ぎます。

ルビーを使っていても摩耗はしてしまう

硬度の強いルビーを使用してもいつかは摩耗をしてしまいます。

 

油が劣化したり乾いた状態で時計を動かす事でパーツが摩耗し削られてしまいますので定期的にオーバーホールはしていきましょう。

 

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