2023.10.13

【静岡】色石フェア開催！ルシルケイの「プロから学ぶ広くて深い“色石ワールド”」

色とりどりで美しい宝石は知れば知るほど気になってしまう魅力にあふれています。しかし、実際に見たり手に触れたりする機会はなかなかありませんよね。ところが先日、静岡で開催していた色石フェアが体験型など楽しめる内容だったと人気を集めていたそうなのです。どんなフェアだったのでしょうか。

色石フェア当日の様子

お店に入ると入口からたくさんの色石ジュエリーが並んでいました。色石は各ブースに分けてディスプレイされていたので、自分の好きな宝石も見つけやすかったです。また、大振りな色石が特徴的なブランドやカラーダイヤモンドが綺麗なブランド商品もいくつか展示してありどれも素敵でした。ジュエリーだけではなくルースも豊富に揃っていて、珍しいものも多かったのでルースを集めたい方やオーダーで何かを作りたい方にもぴったりだと人気のコーナーになっていました。

限りある資源

ルシルケイさんのフェアは毎回異なるテーマで開催されているそうですが、前回、今回の共通のテーマは「消えゆく宝石たち」。宝石は何億年、何十億年の時を掛けて自然が生み出した美しい結晶です。採掘、研磨を経て、ほんのわずかな確率で一握りの美しい宝石を生み出します。昔から多くの人を魅了してきた宝石ですが、無限にあり続けるものではなく「限りある資源」といわれており、今見れている宝石も今後見れなくなる可能性があるそうなのです。

色石フェアでは、実際に海外に買い付けにいっているバイヤーさんがお店に来て、色石の魅力について教えてくれました。今後なくなってしまうであろう宝石の中でも、今回はピンクダイヤモンドとパライバトルマリンを豊富に展示しているそうです。市場に一番出回っていなく、みんなが欲しいと求めている希少な宝石だからこそ、この機会に展示しようと思ったそうです。ピンクダイヤモンドに関しては新しいジュエリーブランドの初公開も行っていました。より希少性の高まっているピンクダイヤモンドをカジュアルに身に着けられるなんて素敵ですよね。

色石バイヤー体験

そして今回の色石フェアでは「色石バイヤー体験」ができました。トレーの中にいろんな色のサファイヤとスピネルが入っているので、どれがサファイヤでどれがスピネルなのか見極めよう、という企画でした。実際に海外でサファイヤを買い付けする際、サファイヤのルースの中にスピネルやガーネットが混ざっていることがあるそうです。それは故意ではなく、採掘場が同じなので現地の人たちも分からず販売してしまっていることがほとんどなんだそう。それを実際に体験してみようという企画でした。

まず最初に、複数あるルースの中から直感でこれは何の石なのか予想します。次にプロから実際の買い付けでも使用しているという偏光器などの機械の使い方を教えてもらい再チャレンジします。スピネルとサファイヤは見た目の似ている宝石ですが、見分けるコツは屈折率にあるそうです。屈折率とは、宝石内部に入った光の屈折度合いです。スピネルは単屈折の為、一定の輝き方をします。対してサファイヤは複屈折の為、光が様々なところから入ってきます。偏光器を使用し、光を当てながら観察すると見極めることができるそうです。

プロから教えてもらった知識をもとに、再チャレンジしてみると無事皆さん正解されていました。そして正解された方にはなんと、美味しいおはぎのご褒美が待っていました。お花の形が可愛らしいおはぎは、とってもカラフルなのに無添加で安心な食材を使用している、こだわりのおはぎなのだそうです。今回のフェアの為に作成してもらったという、ルシルケイオリジナルの宝石をイメージしたおはぎもありました。宝石店のフェアでこんなに美味しいものが食べれるなんて想像していませんでした。

プロから学べる色石フェア

今回初めてルシルケイさんのフェアに参加してみましたが、色石好きの方もそうではない方も色石に興味を持てるような楽しいフェアだと思いました。直接、色石のプロであるバイヤーさんと話す機会なんてめったにないことですが、現地の買い付けの様子を伺えたり、色石について教えてくれたりもして、貴重な経験ができました。次回の色石フェアに向けて、バイヤーの方も新たな石の買い付けに行かれるそうなので、次回も楽しみですね。気になる方は是非、行かれてみてはいかがでしょうか。

▽フェア当日の様子はこちら

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