【静岡市】せっかくの手作りペアリング、さびない・変色しない方法

カップルでペアリングを手作りしようとしたとき、気になるのがさびたり、変色したりしないかではないでしょうか。できれば毎日、肌身離さず身に着けていたいという人は特に、お手入れのしやすさや耐久性などが気になるはず。今回は手作りペアリングをさびにくい素材選びやお手入れ方法などご紹介します。

ペアリングは素材選びが重要

まずは、さびにくさという点から、ペアリングにおすすめの金属素材をご紹介します。

ゴールド

ゴールドは金の含有率によって性質、色味、価格が異なりますが、金の含有率は高いＫ18（18金）は比較的さびにくく、変色しない素材と言えます。一方、K10（10金）やK14（14金）はさびやすいため、念入りなお手入れが欠かせません。ゴールドは華やかな印象を与えてくれるため、1本着けているだけで手元が明るくなります。

プラチナ

プラチナなさびにくく、上品な輝きを放ち、結婚指輪の素材としても人気の素材です。ゴールドと同じく、純度によって性質や価格が異なりますが、純度が高いほどさびにくく変色しにくい素材となっています。

ペアリングもお手入れが必要？

ジュエリーやアクセサリーは、身に着けていることで皮脂などの汚れが付着します。また、空気中の化学物質と結びつくことで、サビたり変色したりすることもあります。そのため、普段からこまめにお手入れをしておくことが大切です。

自分でお手入れをする際には、素材に合わせたお手入れをしないと、かえって変色させたり傷をつけたりする恐れもあります。ジュエリーやアクセサリーのお手入れをする前に、使用されている地金や宝石の種類を確認する必要があります。使用されている地金や宝石は、鑑別書を見るのが確実ですが、無くても刻印が打たれていればそこから地金や宝石の種類を判別できます。

刻印の見分け方

・K…ゴールド

・SV…シルバー

・Pt…プラチナ

・D…ダイヤモンド

素材別お手入れ方法

ゴールド

ゴールドは化学変化に強く、酸化などの変色が起こりにくい金属のため、ゴールドのジュエリーやアクセサリーのお手入れは、柔らかい布で拭くだけでいいので簡単です。Ｋ24やK22など純度の高いゴールドは柔らかく傷がつきやすいため、こすりすぎには注意しましょう。

プラチナ

プラチナはゴールドと比べて硬く傷がつきにくいため、自自宅でのセルフケアが可能です。使用後に柔らかい布で拭くだけです。時々、お湯で薄めた中性洗剤と毛先の柔らかい歯ブラシを使って汚れを洗い落とし、よくすすいでから柔らかい布で水気をよく拭き取りましょう。

シルバー

シルバーのジュエリーやアクセサリーは、毎日シルバー磨き専用クロスで磨くことが最も重要です。シルバーは化学変化を起こしやすい金属で、硫黄と結びつきやすく、空気中のわずかな硫黄にも反応して硫化銀になり、色も黒っぽく変色します。そのため、使っていなくても毎日磨いてあげることが大切になります。

真鍮

真鍮は酸化しやすい金属で、経年とともに黒ずみや緑青と呼ばれる青緑色のサビが出るのが特徴です。黒ずみや緑青は、研磨剤入りのジュエリー磨き専用クロスで磨くことで落とすことができます。真鍮は化学変化に弱い金属のため、市販のジュエリークリーナーを使用する際には注意が必要です。

普段の扱いや保管方法にも注意が必要

ジュエリーやアクセサリーは普段の扱いや保管方法にも気をつかうことで、変色や汚れを防ぐことができます。ジュエリーやアクセサリーは、とても繊細です。メイクや手洗い、水仕事はもちろん、着替えや作業なども外して行いましょう。保管時には面倒でもジュエリーケースや小さな袋に小分けにしまうことで、他のアクセサリーとぶつかり合って傷がついたたり、酸化などによって変色したりするのを防げます。普段から丁寧に扱うことで、大切なジュエリーやアクセサリーが長持ちします。

手作りペアリングについてよくある質問

Ｑ，手作りペアリングがさびてしまう原因はなんですか？

Ａ,さびは主にリングに使用されている金属が酸素や水分と反応して酸化することで発生します。特にシルバーや真鍮などの金属はさびやすいです。

Ｑ，すでにさびてしまった手作りペアリングをきれいにする方法はありますか？

Ａ，軽いさびであれば、柔らかい布に少量の重曹をつけて磨くと除去できることがあります。深刻なさびの場合は、専門のジュエリークリーナーや、ジュエリーショップでのクリーニングサービスを利用するのが良いでしょう。

Ｑ，手作りペアリングがさびた場合、さびは広がるのでしょうか？

Ａ，さびは時間が経つと広がる可能性があります。特に真鍮などは、さびが進行しやすいので、早めに除去することが重要です。また、進行すると金属の強度が低下することとがあるため、放置せず適切な対策を講じることが大切です。

Ｑ，さびにくいコーティング加工方法はありますか？

Ａ，手作りペアリングには、金属表面に保護層を作るためのナノコーティングを施すことができます。コーティング加工は、金属のさびを防ぎ、リングの美しさを保つ助けになります。

まとめ

せっかくの手作りペアリングをさびない・変色しない方法として、素材選びやお手入れ方法をご紹介しました。どのようなジュエリーやアクセサリーでも共通して言えるのは、身に着けた後には、必ず柔らかい布で優しく拭くことです。時々、プロにお手入れをお願いすることで、大切なジュエリーやアクセサリーを長持ちさせることができます。大切なペアリングを美しい輝きが保てるよう、こまめにお手入れしてあげましょう。