【郡山市】クストス。ケースの魅力をご紹介。【前編】
展開しているブランド現在、腕時計の種類は数えきれないくらい増えていますが、そのなかでケースの形も丸型、スクエア型(四角)、オーバル型(楕円)、トノウ型(樽型)等、いくつか種類があります。一般的にはほとんどが丸型でそれ以外はほとんど見ない感じではないでしょうか。今回ご紹介するクストスは、そのなかで魅力的なトノウ型の時計を数多く展開しているブランドです。ここから、トノウ型のケースの魅力についてを【前編】、クストスがトノウ型の時計を作る理由を【後編】でご説明したいと思います。
【前編】トノウ型ケースの魅力
トノウ型ケースとは?
ブレゲのヘリテージ、ヴァシュロン・コンスタンタンのマルタ、リシャール・ミル、フランク・ミュラー、そしてクストス。名だたる高級腕時計ブランドがトノウ型ケースの腕時計を作っています。トノウとは、フランス語でお酒などを入れる「樽」の形のことで、流れるような美しい曲線を持った長方形です。1920年代から30年代にアメリカやヨーロッパに広がったデザイン思考「アール・デコ」の影響を受けて、トノウ型は世に出ました。トノウ型がクラシックと言われる理由はこの年代にあります。また、「アール・デコ」の代表的なものには、ニューヨークのエンパイア ステート ビルディングやアメリカの建築家「フランク・ロイド・ライト」が設計した建造物、フランスの芸術家「ルネ・ラリック」のガラス工芸などがあります。日本では日本橋三越本店や伊勢丹新宿本店が有名で荘厳な雰囲気が古さを感じさせず、クラシックな魅力があります。唯一唯一無二の装飾美だったひとつ前の時代のデザイン思考「アール・ヌーヴォー」と比較してシンプルで合理的な造形美のアール・デコ様式となるトノウ型は、美しさに加えて量産に適している点でも、腕時計のケースに相性がよかったと思われます。
ただし、従来の丸型のケースと違い、トノウ型のケースは作ることが非常に難しく、現在でもトノウ型,ケースの時計は希少です。先に述べたブランドのように「超」がつくほどの高級時計ブランドだけが取り組んでいることが物語っています。ではなぜ、2005年に20歳でクストスを立ち上げたサスーン・シルマケスとデザイナーのアントニオ・テラノヴァはこのトノウ型ケースの時計を作ったのでしょうか?続きは【後編】でご説明したいと思います。
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