福井市エルパ 機械式時計とクォーツ式時計の違いって?
機械式時計とクォーツ式時計の違いって?
目次
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- 1.機械式時計の特徴
- 1-1自動巻き
- 1-2.手巻き式
- 2.クォーツ式時計の特徴
- 3.機械式時計とクォーツ式時計のメリット・デメリットは?
- 3-1.メリット① 資産性・ステータス性が高い
- 3-2.メリット② 半永久的に使用が可能
- 3-3.メリット③ 多様なデザインや機能性
- 4.機械式時計のデメリット
- 4-1.デメリット① クォーツ式時計に比べると精度が劣る
- 4-2.デメリット② 取り扱いに注意が必要
- 4-3.デメリット③ メンテナンスのコストがかかる
- 5.クォーツ式時計のメリット
- 5-1.メリット① 精度が高い
- 5-2.メリット② 機械式時計に比べるとリーズナブル
- 5-3.メリット③ 電池が切れない限り動き続ける
- 6.クォーツ式時計のデメリット
- 6-1.デメリット① 資産性に乏しい
- 6-2.デメリット② 平均寿命が短い
- 7.オススメの機械式時計とクォーツ式時計のご紹介
- 7-1.Grand Seiko-グランドセイコー
- 8.G-SHOCK-ジーショック
- 9.まとめ
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腕時計を選ぶ際に、「機械式時計」や「クォーツ式時計」って耳にした事はありませんか? 腕時計は一般的に「機械式」と「クォーツ式」に大別されます。クォーツ式は主に電池を動力源にした腕時計の事を指し、機械式は巻いたゼンマイを動力源にした腕時計の事を指します。そこで今回は、機械式時計とクォーツ時計の違い、そして使用する上でのメリットやデメリット等をご紹介いたします。
機械式時計の特徴
『機械式時計』の動力源は、ゼンマイ仕掛けになっており、巻き上がったゼンマイが解ける力を利用して、時計に内蔵されている機械に組み込まれた歯車や文字盤上の針等を動かす仕組みになっています。また機械式時計にも『自動巻き』と『手巻き』の2種類があり、それぞれ特徴があります。
自動巻き
『自動巻き』とは、人の手を介さずに、ローターが回転することでゼンマイを巻き上げてくれるメカニズムを搭載した機械式ムーブメント(腕時計の駆動をつかさどる部分で、車で例えるとエンジンのような物)の事です。ムーブメントに内蔵されたローターと呼ばれる半円形の金属部品が、時計を装着した腕の日常動作により自然に回転し、自動的にゼンマイを巻き上げてくれます。自動巻きの腕時計の事をオートマチック(automatic)と呼ぶこともあり、“ゼンマイを手で巻く煩わしさから解放されたい”という人々の共通した願いを叶えることになった実用的な自動巻きは、現在では機械式時計の主流となっています。
手巻き式
『手巻き式』は、その名の通り、手で竜頭を巻いてゼンマイを巻き上げる方式の機械式ムーブメントの事です。自動巻きのように機構の中にローターが組み込まれていない為、その分軽く、厚みを抑えることができます。使用の度に手で竜頭を巻くという手間があるので、日常使いする時計としては自動巻きの方が実用的で、数も多く流通しています。一方スマートな気品が求められるドレスウォッチなど、特別な機会に着用する1本には、あえて手巻き式の時計を選択する方も多く、機械式時計で人気のシースルーバックが採用されている場合、手巻きのムーブメントはローターが視界を邪魔しないため、美しいメカニカルを存分に堪能できます。
クォーツ式時計の特徴
『クォーツ式時計』のクォーツとは水晶の事を指します。時計の針を正確に運針するためには、時計の内部に1秒を1秒として計測するための基準が必要となります。例えば、機械式時計の場合は、正確に時間を刻むためにあるのが”てんぷ”と呼ばれる部分です。これも振り子の等時性を応用しており、”てんぷ”の中にあるひげゼンマイが伸びたり縮んだりすることで”てんぷ”を規則正しく左右に揺らし、正確に1秒を刻むもととしています。その役割を水晶に置き換えたのがクォーツ式時計です。水晶には電圧をかけると正確に振動するという性質があり、クォーツ式時計の中にはU字型をした「水晶振動子」と呼ばれる部品に、電流を流すことによって起きる規則的な振動を振り子の代わりにしています。水晶は電流を流すと1秒の間に数万〜数百万回振動し、その振動をIC回路が正確に検知して1秒間に1回の電気信号に作りかえ、その電気信号によって歯車が1秒間に1回だけ回るような仕組みになっています。
機械式時計とクォーツ式時計のメリット・デメリットは?
機械式時計のメリット
メリット① 資産性・ステータス性が高い
無数の歯車や極小の部品がいくつも組み合わされる機械式のムーブメントの精緻で複雑な構造は、安価な大量生産品やファストファッションとは一線を画すステータス性を備えています。長い歴史や伝統に裏打ちされた名門ブランド、高い技術力で付加価値を高める新興ブランド、いずれにしても手の込んだ機械式の腕時計は資産性が高く、長く受け継いでいくだけの価値があるとされています。
メリット② 半永久的に使用が可能
クォーツの場合、中の電子回路の寿命は10年程と言われており、電子回路が壊れた場合は修復が不可能な場合も多く、中身を丸ごと入れ替えることになり、安価な時計だと新品に買い替える方が安いことも多いため使い捨てのようになりがちです。一方手で組み立てることを前提とする機械式の時計はほとんどの場合修理が可能で、定期的にオーバーホールをすることで永くご愛用して頂くことができます。これにより、子や孫など次世代へ受け継ぐことが出来るのも機械式時計ならではの特徴です。
メリット③ 多様なデザインや機能性
トルクが大きい機械式時計は、大きく長い針を搭載することができ、各ブランドやメーカーが様々なデザインや意匠を競い合っています。また、クロノグラフなど、多くの複雑な機構も同時に搭載できる為、機能性もとても豊富ですので、ご自身のファッションやビジネスシーン等に合わせてお選びいただくことをオススメします。
機械式時計のデメリット
デメリット① クォーツ式時計に比べると精度が劣る
『機械式時計』にはクォーツ式に比べると精度にかけるというデメリットがあります。一般的なクオーツウォッチの精度は月差±20秒と言われており、一般的な機械式時計の場合、日差数秒~数十秒である為、例えば1日10秒の遅れが出る時計の場合、1カ月時刻を合わせないまま使い続けると5分も遅れてしまう事になります。
デメリット② 取り扱いに注意が必要
『機械式時計』には細かいパーツが多く、衝撃に弱いため、取り扱いに注意が必要です。繊細な部品が組み合わさって動く機械式の時計の場合、1~2mの高さから地面に落としただけでも高い確率で壊れてしまう恐れがあります。機械式は磁気にも弱く、スマートフォンやPCの近くに置くなども内部の機械が磁気帯びしてしまい正常に動作しなくなる可能性があります。
デメリット③ メンテナンスのコストがかかる
『機械式時計』の場合、永く使い続けていく為には、不具合がなかったとしても3~4年に1度のオーバーホール(車で例えると車検のようなもの)というメンテナンスが必要です。内部に複雑な機構を搭載したモデルほどメンテナンス費用も高額になる傾向があります。
クォーツ式時計のメリット
メリット① 精度が高い
クォーツの最大のメリットはなんといっても圧倒的な精度の良さ。時計は調速機構がハイビート(高振動)のものほど安定して精度が高くなります。
機械式時計の場合、”てんぷ”の振動数は一般的には5~6ビート/秒、高級機では8~10ビート/秒。一方でクオーツ式はその約数千倍と高周波(32768Hz)で振動する水晶振動子を用いている為、機械式時計に比べて精度は高いです。一般的な機械式時計の場合、日差数秒~数十秒と言れている為、1日10秒の遅れが出る時計の場合、1ヵ月時刻を合わせないまま使い続けると5分も遅れてしまうことになってしまいます。ですが、一般的なクォーツ式時計の精度は月差±20秒と言われております。
メリット② 機械式時計に比べるとリーズナブル
無数の歯車や極小の部品がいくつも組み合わされ組み立てられる機械式時計のムーブメントは製造に多大な手間とコストがかかりますので、量産に向きません。クォーツのムーブメントは大量生産ができるため比較的価格も抑えられています。
メリット③ 電池が切れない限り動き続ける
ゼンマイが全て解けきると止まってしまう機械式時計に比べて、クォーツ式時計は電池が無くならない限り正確に時間を刻み続けます。一般的な電池の寿命は2~3年程度。また電池が切れた場合も新しい電池に交換するだけで再び使用することも出来ます。ソーラー発電のように自然エネルギーを蓄電することで、電池交換が不要な(畜電池の交換は必要)ものも存在します。
クォーツ式時計のデメリット
デメリット① 資産性に乏しい
ムーブメントが安価であるという利点がある一方で、資産価値としては機械式に比べると劣るというデメリットがあります。また、機械式時計にロマンを感じる方にとっては面白みがないと感じる方も少なくありません。
デメリット② 平均寿命が短い
電池が無くなった場合は新しい電池に交換すれば済みますが、中の電子回路は違います。電子回路の寿命は約10年と言われており、故障した場合は修復不可能な場合も多く、中身を丸ごと新しく入れ替えることになります。その場合、新品に買い替える方が安いことも多く、そのような場合は使い捨てのようになってしまいます。
オススメの機械式時計とクォーツ式時計のご紹介
Grand Seiko-グランドセイコー
SEIKOは約140年以上の歴史がある老舗の日本時計メーカー。国内最高級腕時計として「Grand Seiko-グランドセイコー」を発売。すべて国内で生産されており、機械式時計は岩手県雫石町にある「雫石高級時計工房」。クォーツ式時計とスプリングドライブ式時計は長野県塩尻市にある「信州 時の匠工房」で生み出されており、その実用性の高さから国内外からも人気が寄せられています。
https://lpa-bridal.com/grandseiko
「Grand Seiko-グランドセイコー」の王道のケースデザインに、特徴的なダイヤルを組み合わせたモデルでGrand Seikoの世界観を味わえる一品。Grand Seikoの代表作とも言える雪白文字盤モデルSBGA211(通称:SnowFlake-スノーフレーク)と同様に、日本の自然の美しさに由来する有機的な型打ち模様を施したダイヤルが特徴的なデザイン。ケースデザインはシンプルですが、光の陰影で文字盤の雰囲気が変わり装着した際に上品な美しさが腕元を彩ります。そして搭載されているムーブメントはSEIKO独自のスプリングドライブです。音もなく、ダイヤルの上を滑るように動く秒針は、スプリングドライブならではの特徴のひとつで、時の流れと調和するかのように自然に流れる秒針の動きは、ICの制御によって実現しています。最大巻上時の持続時間は約72時間(約3日間)で、ダイヤル左下のパワーリザーブ表示が付いており、残りの持続時間を確認できます。
G-SHOCK-ジーショック
『G-SHOCK-ジーショック』とは、CASIOが製造・販売する腕時計ブランドです。1983年に誕生し、衝撃や振動、水や磁気などに耐える機能性の高さから、アウトドアやスポーツ等の激しい活動に適した時計として人気があります。タイマーやストップウォッチ、アラーム、ワールドタイム、電波修正機能、防水機能など、様々な機能を備えているのも魅力的で、日本だけでなく世界中から高い評価を得ています。
初代G-SHOCK「DW-5000C」の遺伝子を受け継ぐフルメタルモデルシリーズ。「マルチフィニッシュドブラック」をテーマに、ブラックIPと様々な仕上げ加工を駆使してデザインしたブラックカラーモデルです。 ベゼルとバンドにホーニング加工を多用しつつ、側面にはヘアライン仕上げを採用。バンドの斜面やビス、ボタンなどはミラー仕上げを施した後に、全体にブラックIP処理を施すことで、仕上げの違いが生み出す黒の風合いを楽しめるデザインとなっています。更にベゼルの天面に再研磨を施すことで、下地のステンレスを露出させています。また、ベゼル天面のカラーと調和させるため、ブラックIPはGMW-B5000GD-1JFよりも一段階明るい色味を採用しています。発売当初、木村拓哉さんが着用されていた事もあるシリーズで、シンプルで飽きのこないデザインとステンレスの重厚な存在感、そして腕周りに着けた時の収まりの良さが、人気が絶えない一品。
まとめ
いかがでしたでしょうか?機械式時計とクォーツ式時計の違いと「メリット」と「デメリット」等をご紹介しました。腕時計を選ぶ際に是非参考にしてみてくださいね。実際にご覧になりたいという方は是非TAKEUCHIエルパ店へ足を運んでみてはいかがでしょうか?様々なデザインの時計やSEIKOやCITIZEN等多くのブランドを取り揃えております。着け比べてご自身に合う腕時計を探してみてくださいね。また、時計に詳しいスタッフも在住しておりますので詳しく知りたい時計があれば話しかけてみてください。親身に相談に乗ってくれますよ!
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