【福井市エルパ】知ってました?時計についてるパッキンの重要性
皆さんは「パッキン」という部品をご存じですか?結構身近なところでよく使われていますよね。例えば、水道の蛇口や車のハンドル部分・水筒やお弁当の蓋にもついていますよね。このパッキン、実は時計のうら蓋にもついているんですよ!今回はその「パッキン」の重要性をご紹介します。
パッキンの役割って?
パッキンは、時計にとってサビや故障の原因になる「水・汗・湿気・ホコリ」の侵入を防ぐための部品のこと。時計のパッキンはケースと蓋の間に挟むように使われていて、部品同士の小さな隙間を塞ぎ、密閉性を高めるためにゴム製のパッキンが使用されることがほとんどなんです。
一見とてもシンプルな作りのパッキンですが、大きさや太さ・形など時計にぴったりと合ったものを使用するので驚くほど多くの種類があります。
パッキンがないとどうなる?
水道のパッキンがなくなると水漏れが起こってしまいますが、実際にパッキンが付いていない状態で時計を使い続けると、湿気や水分が時計の中に侵入してガラスが曇ってきます。また、時計の中の部品がサビついて「電池の消費が早くなる・時間のズレが生じる・止まる」といった症状が・・・こうなってしまったら修理費の高い「分解掃除やムーブメント交換や部品交換」といった修理が必要になります。
パッキンは劣化しやすい!?
ゴム製のパッキンは「消耗品」です。とても劣化しやすいのですが、劣化の主な原因をご紹介しますね!
まず、ケースと蓋の間で長期間圧縮されているため潰れてしまい、本来の太さの半分以下に縮んでしまいます。縮むと隙間が空いてしまうのでパッキンの役割を果たすことできなくなってしまいます。
また、乾燥にもとても弱いのも特徴です。輪ゴムなども乾燥してしまうとちぎれたり・ボロボロになってしまいますが同様の症状になってしまうことも。
そして、熱です。真夏の直射日光やお湯などこちらも縮んだり弾力性がなくなってしまうのでパッキンの劣化を速めてしまう原因になります。
いかがでしたか?パッキンは小さな部品ですがとても大事な役割を担っているんですね。パッキンが付いているからと言って水場で使用したり、お風呂に入ったりといった行為はやめましょう!時計の説明書をよく読んで大切に使ってくださいね。電池交換・時計修理と一緒にパッキン交換の相談や点検をしたい方は「TAKEUCHIフェアモール福井エルパ店」がおすすめ。
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