【福井市ベル】時計の防水検査とは？

時計の電池交換をするときによく耳にする「防水検査」ってどんな修理かご存知ですか？意外と知らない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、防水検査についてご紹介していきます。

防水検査とは？

時計の防水検査とは、現状の防水機能の度合いを調べるための検査です。よく勘違いされるのが、「防水検査＝防水機能を高める・元に戻す」ということです。防水機能は経年劣化していきます。防水機能を高めたり、元に戻すことは不可能です。検査だからといって直るものではないため、注意が必要ですね。

基本的には、電池交換と同じタイミングで防水検査を行うのがベスト。水を使う場面でよく時計を使う方であれば、防水検査は必須といえるでしょう。防水検査を行わずに、あとから水が入ったとなってもお店側はどうすることもできません。そうならないためにも、今の防水機能の度合いを知っておく必要はあるかと思います。

パッキンの役割

防水性にも関わってくるのが、「パッキン」です。パッキンは、電池交換のときに取り換える部品です。パッキンの主な役割は、外部からの水が、ほこりなどの侵入を最低限防ぐためのもの。パッキンは、電池交換するまでの約2年ほどでつぶれたり、変形したり、汚れているパターンがほとんど。パッキンの交換をせずに、同じものを使い続けると、隙間から水などが入る恐れもあります。防水性を保つためにもパッキンの交換は必要不可欠です。

いかがでしたでしょうか？今回は、防水検査についてご紹介させて頂きました。防水検査は、防水性を高めるものではなく、現状の防水性能を確認するもの。防水性を保つためにも、防水検査やパッキンの交換は必要ですよ。