【郡山市】シャネルJ12の腕時計の魅力を語る。
2019年に「何も変えずに、すべてをを変えること」をコンセプトにフルモデルチェンジしたJ12。2021年6月、2年の月日をかけて定番と言われていた3針モデルの全てが自社ムーブメント「12.1」になりました。その衝撃的なデビューから現在も人気が続くJ12。今回、J12の魅力をお伝えしたいと思います。
J12は2000年にブラックセラミックが登場します。その3年後の2003年ににホワイトセラミック、そして2011年にクロマティック(チタンセラミック。現在、日本展開はありません)が追加されています。
J12のデザインを手がけたのは当時のシャネルのアーティスティックディレクター、ジャック・エリュです。残念ながら既に亡くなられている方ですが、18歳でシャネルに入社してから40年もの間、シャネルで辣腕を振るっています。1987年に発表された、これもまた長く愛されているモデル「プルミエール」の彼が手がけた時計です。
J12が世に出るためのコンセプトは「それまでにない全く新しい時計をつくること」でした。そして1993年頃に作られたジャック・エリュのチーム名は「エクス・ニヒロ」。ゼロから生み出すという意味です。
発表された時計は、2000年当時は非常に珍しい真っ黒の時計。ガブリエル・ココ・シャネルが「何色にも染まらない完璧な色」として寵愛していた「黒」を完璧に表現しました。光沢を持つこの「黒」を表現するために様々な素材を試した結果、いまやJ12の代名詞となっている「ハイテクセラミック」にたどり着きました。この頃はまだ「ハイテクセラミック」も時計業界では珍しいとされる素材でした。2003年には、「少しでも色が混ざれば変わってしまう完璧な色」として、黒と同様にガブリエル・ココ・シャネルが寵愛していた「白」も完璧に表現することになります。
時計業界にとって、J12は色と素材は非常に斬新なものでしたが、時計そのもののデザインは非常にクラシックでサイズも含めて華美なものではありませんでした。そこにも、過去から学ぶシャネルらしいところが強く出ていると思います。そうしてJ12はアヴァンギャルドとクラシックの融合の時計となっています。
2019年にシャネルはJ12の大掛かりな変革を行います。リニューアルのコンセプトは先にも述べた「何も変えずに、すべてを変えること」。この変革の中心になったのは自社ムーブメント「12.1」です。「シャネルはデザイナーズブランドである」という誇りから、今までのJ12も優れた機能持つ優秀なムーブメントを搭載していながら、見た目が強くフィーチャーされる存在でした。デザインが完璧である時計の内部を変える、かなり斬新なリニューアルとなりました。本格時計と同等の心臓部を手にした結果、ステンレス製だったケースバックはシースルー化されたセラミック製となり、見た目を変えないとは言っても細かなディティールはかなり煮詰められたデザインとなりました。シャネルの自信の表れの1つとして、従来の2年保証から5年保障に延長したことが証明しています。
このようにして2019年、20年の歴史を携えて新しいJ12が世に出てきました。さらに2021年の6月、ダイヤベゼルで自社ムーブメント搭載のJ12が店頭展開することにより、従来のラインナップが全てリニューアルされました。J12の新しい時間はこれからもシャネルらしさでつながっていきます。
J12の代表モデルのご紹介
J12 H5700
ハイテクセラミックの美しい白がクラシックなデザインを際立たせます。どんな方の手首にもなじむ38ミリ。
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J12 H5702
12ポイントのダイヤモンドが黒の光沢あるハイテクセラミックにシャネルらしく華やかさを加えます。
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J12 H6515 パラドックス
J12の定番的なデザインに思い切った変化をつけたモデル。ホワイトセラミックとブラックセラミックを合わせた非常に斬新なデザインです。
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J12を探すなら
時計を探すときに1本指名ならいいのですが、いろんなブランドのものを着け比べしたい。着けてみないと分からない。と思う方が多いのではないでしょうか?私もその一人。そんな時やっぱり間違いないのが専門店!たくさんのブランドを揃えていて、店員さんが親切に教えてくれます。