【郡山市】丸は持ってる。四角はどう?『ベル&ロス』
外出が制限されていた時期もあり、また、暖冬の影響もあって外出する機会がみなさん増えているように感じます。その際に、最近は腕時計を着用する方が増えてきていて勝手にうれしく思っています。高級なもの、希少なもの、人気のもの、などいくつも選択肢がありますが、ほとんどの腕時計の形は「丸」です。そんな腕時計業界で、展開するすべての腕時計を「四角」に一新したブランドがあります。今回は「四角」なブランド「ベル&ロス」について話そうと思います。
なぜ「四角」?
実はベル&ロスも初めは丸い腕時計を作っていました。1992年に創業した比較的新しいブランドになりますので、実力があっても業界で生き抜くには「他にはない何か」が必要だったと思われます。ベル&ロスのツートップであるカルロス氏とブルーノ氏は高校時代からの親友です。あるとき、いろいろと悩んでいる主に時計作りに携わるブルーノ氏に、主に経営に携わるカルロス氏が伝えたそうです。「つくりたいものをつくればいい。それでダメならまたやり直せばいい」。そして、航空機に魅力を感じていたブルーノ氏は、コックピット計器からインスパイアされた「四角」の時計を作りました。現在、その「四角」の時計はベル&ロスにとって「他にはない何か」となり、ブランドの代名詞となっています。
「四角」の時計つくりは難しい。
「四角」の腕時計は作る際にも手が多くかかります。防水性を高める為の気密性の部分で、「丸」の腕時計と比較して難しいのが理由です。これを理由に「四角」の腕時計というよりも、「丸」以外の腕時計があまり多く作られていません。しかもベル&ロスにおいては、この「四角」をセラミックで作ろうとしていたので、BR01などの初期のモデルはセラミックの塊からの削り出しの1ピース構造のケースからです。現在はさすがに1ピース構造ではありませんが、それが技術の自信につながり、様々な腕時計を作ることにつながりました。
「四角」だけ。
ベル&ロスは「四角」の時計が主流ですが、ヴィンテージという「丸」のモデルもずっと作ってきました。しかし、2023年に大きな決断をします。「丸」をやめて「四角」だけのブランドにするということです。ベル&ロスにとっての「他にはない何か」はやはり「四角」です。ブランド創業から30年を経ての原点回帰といった感じでしょうか。しかもただ「丸」をやめるわけではなく、「四角」のラインナップがいままで以上に充実し、また、いままでになかったようなチャレンジしたモデルや、「四角」の概念、ベル&ロスのいままでのイメージといったものを壊すくらいのものが発表されていきます。
「丸」は持ってるという方、「四角」はどうですか?
いまベル&ロスがおもしろいですよ。
「四角」が気になったら
どんな腕時計がいいのかは常に迷うもの。そして、自分に見合っているのか、似合っているのかは常に不安のあるもの。しかし同時に両者とも楽しいものでもあります。ちょっと違った視点で腕時計を考えてみるのもおもしろいですよ。そうすれば「腕時計は1個あれば十分」または「腕時計なんて必要ない」なんて言わなくなってしまうかもしれません。
▼最新情報はここでチェック