【静岡】初めての機械式高級時計を長く使うためにはどうすればいい？時刻調節編

初めて機械式高級時計を購入したお客様から時刻調節の質問が多く寄せられます。今回は長く時計をお使いいただく為に故障しにくい時刻調節の仕方ご紹介致します。

機械式時計を使いはじめる時

機械式時計（自動巻き）は使っていれば自動でゼンマイが巻かれ動きますが、数日使用しないと止まってしまう為使用時はゼンマイを巻き時刻を調節する必要があります。

ゼンマイを優しく巻く

ゼンマイを巻いていきますがリューズと呼ばれるつまみをだいたい20回～30回位巻いて下さい。多く巻き過ぎても過巻防止機能で空回りするようになっていますが強く巻きすぎるとゼンマイが損傷する可能性が有るので優しく巻いてあげましょう。引っ掛かりが有ったり重い場合は購入店にご相談する事をお勧めします。

日付を合わせる

次に曜日、日付を合わせていきますが時計の種類によりリューズの回し方が異なるので一般的なデイトでご紹介します。リューズを1段階引き出し右に回しながら調節していき1日前の日付にします。曜日表示があるデイデイトは左に回すと曜日が進んでいきます。

時間を合わせる

時刻はリューズを2段階引き出し調節していきます。針を動かすと左右どちらも動きますが時計の構造的に進むように作られている為巻き戻すと歯車の欠けなどの故障に繋がりやすいので必ず時計の進行方向に回して下さい。この時午前か午後なのかを調節してください。時刻を正確に調節したい時には時報や携帯で確認しながら調節すると正確な時刻を表示させる事が出来ます。