福井市エルパソーラーの時計ってメンテナンス不要？おすすめのモデルも徹底解説

腕時計の中でも近年特に注目されているソーラー電波時計。光で充電してくれるので電池交換不要ということで謳っているブランドも少なくありません。一番使いやすい腕時計と言っても過言ではなく、腕時計を探すときにソーラーかどうかを重視する人も多いですよね。今では名だたる芸能人でもソーラーの時計を使っていたり、アンバサダーをしていたりとスイスの高級時計にも引けを取らないソーラー時計。実はメンテナンスが必要なのをご存知でしたか？今日はソーラー時計に必要なメンテナンスとオススメのブランドについてご紹介します！

ソーラーの時計って永久に使えるの？

光で充電をするのだから半永久的に使えるのでは、と思われがちなソーラー時計。電池交換不要と掲載しているブランドもありますが、厳密にいうとそれは間違い。ソーラー式の時計には実は中に電池のエネルギーを貯めることができる蓄電池が内蔵されています。永く使っているとその電池が劣化してきます。携帯電話のバッテリーが2、３年するとすぐに充電がなくなってしまうように、ソーラー式の蓄電池も5年から7年くらいを目安に劣化してきます。また、時計の部品に塗っている油が5年を目安に乾いてしまうので定期的なメンテナンスが必要。時計を分解して部品を洗浄し、新しい油を塗り直して組み立てるという分解掃除がいずれ必要になってきます。分解掃除はゼンマイで動く機械式、2、3年に一回電池交換が必要なクォーツ式の時計であっても必ず必要になります。便利なソーラー時計ですが、何もしないで永久的に使えるものではないということを頭の隅に置いておく必要があります。

とても便利だけど実は曲者？ソーラー電波時計

今はソーラーの時計の中でも電波受信ができるものも人気。平均2日から3日で止まってしまう機械式時計はその都度時刻合わせが必要。一部の精度にこだわった時計は例外ですが、1日に15秒から30秒ズレるのも一般的。ではクォーツの時計はどうかというと1一月に15秒から30秒の誤差は許容範囲です。また30日の月、31日の月があった場合、その都度日付を直す必要があります。その点勝手に電波受信をして直してくれるソーラー電波時計は夜中に一度電波受信をするので時間も日付も勝手に合わせてくれます。とても便利なソーラー電波時計ですが実はやっかいな点も。便利な反面、使う際に気に留めておくポイントについてもお話しします。

ソーラー電波時計の注意点①一度止まってしまうと直すのが大変

光で充電するソーラーの時計は光が当たらないと止まってしまいます。最近ではパワーリザーブと言ってフル充電の状態から数か月はエネルギーを使わずに保てる状態にできるものもあります。商品によっては1年から3年エネルギーを保持できるものもあります。止まってしまっても光が当たれば元通りうごきだすのでは、と思われがちですが元通り動きだすのは実は稀なこと。ソーラー電波の時計には電波を受信する基準位置というものがあります。止まってしまうとその基準位置がずれて電波を受信出来なかったり、受信できたとしても時間がすれていたり、日付が合わなかったりと。また、基準位置の再設定や電波を受信できるようになるまでは結構なエネルギーが必要。基準位置の再設定は複雑な作業なうえに十分光を当てる必要が。止まった時を考えてこまめに光を当てる必要があります。

ソーラー電波時計の注意点②どこでも電波受信できるわけではない

電波を受信して時刻を合わせてくれるソーラー電波時計ですがどこの国でも勝手に合わせてくれるというわけではありません。電波を受信できるのは基本的に電波塔のある地域のみ。標準電波を発している基地局があるのは世界でたったの五か国のみです。具体的には日本で二か所、アメリカとドイツ、中国のみ。ただ基地局がある国に行ったとしても、時計の設定をその国に合わせないと電波受信ができません。時計によって日本国内の電波のみを拾えるもの、日中欧の電波を拾えるものに分かれているので注意が必要。基地局がない国に時間を合わせる際も国の設定を変えて時差の設定をする必要があります。一部のハイランクのソーラー電波時計はGPSソーラーと言って上空2万キロメートルの人工衛星から電波を受信できるものもありますが、こちらも簡単なボタンの操作が必要。海外に行った際などは少し注意が必要です。

自分でできるケアってあるの？

ソーラー時計またはソーラー電波時計を自分でケアする方法はまずは充電をしっかりするということ。文字盤に太陽光充電の基盤がついているのでなるべく光に当経っている状態で保管するのがおすすめ。夏場は腕に着けるだけで充電ができますが冬場は袖口で時計の盤面が隠れてしまいます。冬は一か月のうちに一週間ほど窓辺に置いておくのがおすすめです。また、どんな時計にも言えることですが高温多湿や磁気があるような場所には時計を傷める原因にも。最後に7年から8年のメンテナンスに出すこともお忘れなく。使っていてとまってしまったり、時間が狂ってしまった時は近くの時計屋さんに相談するのがオススメです。

おススメのブランドをご紹介

さてソーラー電波時計がどんなものか分かったところでおすすめのブランドを２つご紹介します。日本を代表するソーラーウォッチとしてシチズンのアテッサ、セイコーからはアストロンを。どちらも歴史があり日常使いしやすいモデルを多数揃えています。おススメの商品もいくつかお見せするので是非一度チェックしてみてください！

CITIZEN ATTESA Act Line

ソーラー電波の時計と言えばシチズン。シチズンのアテッサは早くからソーラーの腕時計の先駆けとして人々に愛されてきました。アテッサにはイタリア語で「期待」や「予感」という意味があります。名前の通り独自の技術や素材を用いて進化し続けてきました。1987年、最初のシリーズはチタニウムを全面に用いたシンプルなデザイン。チタニウムのサビに強く、軽くて人の体に優しいという面に早くから着目していました。今ではチタン素材はアレルギーに強く、ファーストピアスなどにも使われるように安全な素材であるというのは広く知られていますが、腕時計に早くから取り入れているのはシチズンが先駆けです。1995年にはリチウム電池を使用してソーラーの時計を実現。腕時計では初のエコマークを獲得。シチズンではソーラー式の時計をエコ・ドライブと呼称しています。1999年にはエコ・ドライブに加え、電波受信が出来るソーラー電波時計を実現。2002年代には東西2局の電波塔から電波受信できるように。2015年には衛星から電波受信できるGPSソーラーのモデルを発表。シンプルなものからスポーティなものまで、使いやすいモデルが多いのも魅力です。

アテッサのここが魅力①　世界初のチタニウムウォッチ

アテッサは開発当初からチタニウムに着目した腕時計。より強固に、傷が付きにくくなるためにアテッサの腕時計にはデュラテクト加工が施されています。デュラテクト加工とは通常のチタン素材の約8倍から10倍の硬さに仕上げるシチズン独自の表面加工です。どんな腕時計でも毎日着けていると、どうしても小傷が付いてきます。傷が付きにくく、チタニウムの輝きや美しさを損なわないための工夫が凝らされているのが特徴。

アテッサのここが魅力②　エレガントで繊細なデザイン

全体的に薄型で腕になじみやすいケースが特徴のシチズンの腕時計。特に今回ご紹介するアクトラインはベゼルの部分から文字盤の細部、曜日やワールドタイムを表示する小窓まで繊細に仕上げています。特にサテライトウェーブのシリーズはベゼル部分にもサファイアガラスを使い、ツヤ感や立体感が際立つ仕上がり。月面探査プロジェクトHAKUTO-Rとコラボレーションしたモデル等、期間限定のものは質感や色使いも珍しいものが楽しめます。

品名　・・・CC4016-67E
税込金額　・・・￥297,000(2024年10月時点)
ムーブメント　・・・光発電エコドライブ
精度　・・・電波非受信時平均月差±5秒
パワーセーブ・・・フル充電時約5年可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・GPS衛星電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・スーパーチタニウム
防水・・・10気圧防水
ケース表面処理・・・デュラテクトピンク、デュラテクトDLC
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・44.3ミリ

品名　・・・CC4074-61W
税込金額　・・・￥341,000(2024年10月時点)
ムーブメント　・・・光発電エコドライブ
精度　・・・電波非受信時平均月差±5秒
パワーセーブ・・・フル充電時約5年可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・GPS衛星電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・スーパーチタニウム
防水・・・10気圧防水
ケース表面処理・・・デュラテクトピンク、デュラテクトDLC
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・44.6ミリ

品名　・・・CB5967-66L
税込金額　・・・￥126,500(2024年10月時点)
ムーブメント　・・・光発電エコドライブ
精度　・・・電波非受信時平均月差±15秒
パワーセーブ・・・フル充電時約3年可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・日中欧電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・スーパーチタニウム
防水・・・10気圧防水
ケース表面処理・・・デュラテクトDLC
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・41.1ミリ

品名　・・・AT8181-63E
税込金額　・・・￥110,000(2024年10月時点)
ムーブメント　・・・光発電エコドライブ
精度　・・・電波非受信時平均月差±15秒
パワーセーブ・・・フル充電時約3年可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・日中欧電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・スーパーチタニウム
防水・・・10気圧防水
ケース表面処理・・・デュラテクトチタンカーバイト
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・42.0ミリ

SEIKO ASTRON

セイコーからはアストロンをご紹介。今ではソーラー電波の時計として有名になっているアストロンですが、もともとはクォーツの時計に付けられていた名前です。一世を風靡した世界初のクォーツ式の腕時計であるアストロン。それまでの腕時計は基本ゼンマイを巻き上げて動く機械式が主流。駆動時間が大幅に上げり、精度も正確。加えて腕に乗るほど小型化したクォーツ式時計は革新的でした。今でこそ電池で動く腕時計は一般的。しかしもともと、クォーツ式の時計はロッカーほどになってしまう大きなもの。約30万分の1の腕時計の大きさにまで小型化したのがアストロンでした。その革新的な腕時計の遺伝子を受け継いだのが今のソーラー電波式のアストロン。世界で初めて衛星から電波を拾えるGPSソーラーを実現したのは実はアストロン。クォーツ時計を小型化したのが一回目の革命ならば、GPSソーラーの開発は2回目の革命とも言われています。2012年当初に出来た時は厚さが16.5ミリ、直径が47ミリという大ぶりなサイズでしたが今では大幅にサイズダウン。より着けやすく、より実用的になっています。

アストロンのここが魅力①　世界初のGPSソーラー時計！

上空2万キロメートルの衛星から標準電波を受信することが出来るGPSソーラー。これを実現して、現行で作り続けているのはセイコーのアストロンとシチズンのアテッササテライトウェーブのみ。標準電波とは別にGPS衛星からの受信を可能にするためのアンテナを備えること、大きな電力をどのように賄うのか、というのは大きな課題でした。加えて腕に収まる大きさで留めなくてはいけないという問題も。これらの課題をクリアして世界で初めてGPSソーラーの時計を実現したのがアストロンです。

アストロンのここが魅力②　実用的でスタイリッシュなデザイン

アストロンの魅力は何といっても見やすいこと。時計にとって最も重要なポイントの一つは視認性に優れているということ。アストロンの特徴は幅間がありしっかりとしたインデックスと針が特徴です。全体的に無駄を省いた直線的なデザインが魅力です。またガラスの内側からは無反射コーティングを施しており、どんな角度から見ても時間が確認しやすいです。2022年より発表されているネクスターシリーズはコンパクトかつ力強さを感じるデザインです。高級感がありながらも、力強くスタイリッシュな印象を与えてくれるのがアストロンの魅力です。

品名　・・・SBXD023
税込金額　・・・￥275,000(2024年10月時点)
ムーブメント　・・・ソーラー電波
精度　・・・電波非受信時平均月差±15秒
パワーセーブ・・・フル充電時約2年可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・GPS衛星電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・純チタン
防水・・・10気圧防水
ケース表面処理・・・ダイヤシールド
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・42.0ミリ

品名　・・・SBXC151
税込金額　・・・￥308,000(2024年10月時点)
ムーブメント　・・・ソーラー電波
精度　・・・電波非受信時平均月差±15秒
パワーセーブ・・・フル充電時約2年可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・GPS衛星電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・純チタン
防水・・・10気圧防水
ケース表面処理・・・ダイヤシールド
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・43.3ミリ

品名　・・・SBXD014
税込金額　・・・￥286,000(2024年10月時点)
ムーブメント　・・・ソーラー電波
精度　・・・電波非受信時平均月差±15秒
パワーセーブ・・・フル充電時約2年可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・GPS衛星電波受信、定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・純チタン
防水・・・10気圧防水
ケース表面処理・・・ダイヤシールド
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・41.2ミリ

品名　・・・SBXY083
税込金額　・・・￥165,000(2024年10月時点)
ムーブメント　・・・ソーラー電波
精度　・・・電波非受信時平均月差±15秒
パワーセーブ・・・フル充電時約2年可動(パワーセーブ作動時)
電波受信・・・定時受信機能、強制受信機能
外装　・・・純チタン
防水・・・10気圧防水
ケース表面処理・・・ダイヤシールド
ガラス素材　・・・サファイアガラス
ケース径　・・・39.6ミリ

まとめ

いかがでしたでしょうか？メンテナンス不要で便利だと思われているソーラー電波時計ですが実は奥が深いもの。しっかり充電とメンテナンスをしながら自分の相棒を見つけてくださいね。日本国内のみで使えるものもあれば、海外の時間に合わせられるもの、はたまた世界各国どこにいても時間を合わせられるもの等、その性能は様々です。せっかくソーラーの腕時計を持つならGPSソーラーがおススメです。是非一度近くのお店でチェックしてみてください。