福井市エルパ時計の修理ってどのくらい?種類と金額を徹底解説!
時計の修理ってどのくらい?種類と金額を徹底解説!
腕時計を使っていて急に止まってしまったり、なんとなく調子が悪いということはありませんか?また定期的に電池交換や時刻合わせをしているのにすぐに時間が合わないといったという経験はありませんか?腕時計の修理を相談してみたいけれど自分の時計がどんな修理が必要なのか分からないという方。もう自分の時計は寿命が来て処分をしなければならないのか諦めかけている方は必見。時計の修理の種類とおおよその費用を徹底解説します!
目次
こんな時には修理をした方が良い!
費用も期間もどのくらいかかるかが分からないのに修理に持っていくのは気が引けるという方も多いですよね。しかし腕時計はその人の時間に長く寄り添うもの。腕時計の価値は腕時計を買った時の価格では図り切れないもの。曾祖母の形見の品物、大切な人と記念に購入したのだったり、子どもから買ってもらった物だったり、見やすくて何十年と使っているものなど。長く愛用しているものや、手に入れたときの思い出があるものは直す価値があります!買った時の値段よりも修理の価格の方が高くなるからと言って修理しないというのはもったいないもの。直したいと思った時計はできるだけ直す方がオススメですよ。
電池の交換
多くの人が一度は遭遇したことがある電池交換。手軽な雑貨時計からファッションブランドから小物として出ている時計、高級時計など。皆さんが持っている時計の一つは必ず電池式です。電池の時計の良い所と言えば電池さえ入っていればある程度正確な時間を刻み続けてくれるところ。しかし多くの場合は、2年から3年で電池交換が必要になるので止まってしまった時には相談が必要。価格は1000円から5000円ほどで出来る所が多いようです。電池の時計の中には永久カレンダーといって特殊な設定が必要な時計や10年電池など特殊な電池を使っているものも。特殊な電池の時計は通常よりも金額がかかることがあります。また裏蓋の形状が特殊な場合であったり、裏蓋がさび付いていて開けれなかったり、買ったブランドでの電池交換をしたい場合はさらに金額がかかることもあります。
防水テスト
主に電池交換の際に必要になってくるのが防水テスト。腕時計には生活防水をはじめとした防水機能が施されています。もともと腕時計は精密機械なので基本的に水が入るのはNG。時代の変化とともに、腕時計の防水機能も変化してきました。中には潜水しても大丈夫なものも。具体的には生活防水と言われている3気圧防水から、日常生活強化防水と言われている5位気圧防水、最近では多いのが少し強い10気圧防水。G-SHOCKに見られるような20気圧防水。そして空気潜水用の200メートル防水など。一部のブランドでは300メートルから1000メートルに耐えられるダイビングウォッチもあります。防水時計と言っても使い方や経年劣化で防水機能は損なわれることも。特に電池交換や分解掃除などで一度裏蓋を開けてしまうと、時計のケース内の防水機能がどのくらい保たれているかが分からなくなってしまいます。防水テストは、腕時計の防水機能を付与するわけではありませんが、どのくらい防水機能が保たれているかを確認するのに重要な作業。作業の方法としては空気の圧力をかけて測定する方法と、実際に水中で検査する方法があります。多くの時計店やブランドでは腕時計の防水機能に合った方法で防水機能をちぇっくしてくれます。特に電池交換の時は防水のチェックが出来ないところも多いので出来るかどうかを聞いてみるのもオススメです。
バンドのメンテナンス 革バンドの場合
腕時計を着けるようになったらまず必要なのが腕周りの調節。革バンドは長さを調整する必要はありませんが、腕周りが細い人だと長さが余ってしまうことも。そういった時は尾錠を通す穴を新しく開けることもできます。また逆に長さが足りない場合は、Lサイズと言って長めの革バンドに交換することもできます!また革バンドはどうしても汗や皮脂を吸ってしまうので傷みやすいという特徴が。ぼろぼろになっている部分があったり、切れてしまっている部分があったりと、劣化がひどい時はバンド一式の交換がおすすめ。素材も牛革から、ウレタンやシリコンのような樹脂素材、高級感のあるトカゲやワニの革など様々。もとから付いていたバンドと同じ色合いで違う質感のものに変えたり、ガラッと色を変えてみたりと。今はカラーや質感などもバリエーションが豊富なので選ぶのも楽しいですよ。革バンドの交換はおよそ3000円から8000円前後で出来る所が多いようです。特殊な素材だと10000円から30000円ほどかかることもあるようです。腕時計によってはケースの形状が特殊で汎用品が付けられないということも。近くの時計店や購入店に一度聞いてみるのがおすすめ。
バンドのメンテナンス 金属バンドの場合
革バンドの場合は金属バンドの場合は革バンドとは違い劣化しにくく、長く使えるのが特徴。腕周りのパーツを外して腕に合った長さに合わせたり、バンドの部分のクリーニングが可能です。ただし金属も徐々に摩耗したりサビや腐食が出てくることも。金属バンドが疲労してくると、バンドのパーツとパーツをつなぐピンが抜けてしまったり、折れてしまったりと。また中留の部分がうまく留まらなくなったり、本来外せない部分折れてしまうことも。金属バンドはパーツ同士の隙間や中留の部分に皮脂やホコリが溜まりやすいという特徴があり、バンドの劣化を促進してしまうことも。折れてしまったピンを補充することもできますが、金属バンドの場合は定期的なクリーニングがおすすめです。できれば金属バンドのクリーニングは時計店での洗浄がおすすめ。ピンの状態やどのくらい摩耗しているか、サビがあるのかといったことを細かくチェックしてくれます。また超音波の洗浄機を使っているところでは見違えるほど綺麗にしてくれますよ。時計のクリーニングは1000円から3000円ほどで受けてくれるところが多いようです。金属の摩耗があまりにも大きい場合は汎用の金属バンドに付け替えることもできます。金属バンドは5000円から8000円ほどで着け替えられるところが多いようです。しかし専用のものしかうまく付け替えができなかったり、付け替えができてもケースとバンドの間にガタツキや違和感がでてきてしまったりと。革バンドよりも合うものを探すのが少し難しいということもあります。金属の専用バンドだとブランドにもよりますが20000円から、素材によっては100000万以上かかることも。こちらも時計店で一度相談してみてください。
電波時計の修正
一日に一度標準電波を拾って正確に時間を合わせてくれる電波時計。最近では家のかけ時計や、腕時計でもソーラー電波式の時計というのが増えています。ソーラー電波式の時計とは光で充電して電波を受信して時間を合わせることができるというもの。定期的な電池交換や時刻合わせが必要ないので広く普及しています。とても便利な電波時計ですがズレてしまうと修正が難しいという側面が。電波の時計には0時0分、0秒、1日という基準位置というものがあります。一度時計が止まってしまったり、磁気の影響で基準位置がずれてしまうと電波を受信しても時刻が合わないこともあります。また最近の腕時計では別の国を設定することもできるので国の設定が日本以外になってしまうということも。基準位置の修正は通常の時計の様にリュウズのみでは合わせられなので、時計店に相談するのがおすすめです。時刻合わせが1000円から2000円ほどで受けてくれるところが多いようです。
腕時計を長く使うためには絶対に必要なオーバーホール
電池の時計なのに電池交換をしても動かなかったり、動いてもすぐに止まってしまったり。電波の時計なのに直してもすぐに時間がズレてしまう。ソーラーの時計なのにすぐに光に当てていてもすぐに止まってしまう。機械式の時計で3日は動くはずなのにすぐに止まってしまうというような場合はオーバーホールという作業が必要になってきます。オーバーホールは日本語では分解掃除と言い、言葉の通り時計を分解して掃除をすることで。具体的には腕時計をパーツごとに分解して、洗浄して、傷んでいる部品を交換します。その後新しい油を塗り直して再度組み上げるという作業です。どんな種類の時計にも必要になってくる作業です。オーバーホールの目安は3、4年に一度とは言われていますが、実際はどうなのでしょうか?時計の種類ごとにオーバーホールが必要なタイミングと料金についてざっくりと見ていきましょう。
① 電池の時計
電池の時計は一般的には2、3年持つといわれていますが電池交換をしてもすぐに止まってしまう場合はオーバーホールが必要。具体的には電池交換後1年も電池が持たない場合はオーバーホールがおススメです。また動いていても止まったり動いたりを繰り返したり、頻繁に時間を合わせても大きくずれる場合も要注意。特に5年以上使っている電池の時計は一度メンテナンスをおススメします。電池の時計のオーバーホールは平均で2万円以上。ブランドや中の機械の状態によっては10万近くかかることもあります。
② ソーラーの時計
メンテナンスが一切要らないと思われがちのソーラーの時計。実は光で充電をするソーラーの腕時計にはエネルギーを貯めるための蓄電池が内蔵されています。蓄電池も永遠に使えるものではなくて、7年ほどで劣化してくると言われています。蓄電池のソーラーの時計は充電不足になると秒針の動きが2秒から4秒刻みに動くものもあります。例えば一ケ月のうちに1週間以上光を当てているのに秒針が通常の動きに戻らなかったり、何度も時計店で見てもらったのに1か月もしないうちに時間が狂ってしまうという場合はオーバーホールの時期かもしれません。特に7年以上使用しているものは一度オーバーホールがおすすめです!
③ 機械式の時計
よりデリケートだと言われている機械式の時計。巻きあがったゼンマイがほどける力を原動力に、歯車と部品の組み合わせで動く機械式時計。機械式時計のオーバーホールの目安は3、4年に一度と言われています。3、4年以上所有している時計でゼンマイを巻いても動かなかったり、すぐに止まってしまうとき、一日に1分以上の遅れや進みが見られるときはオーバーホールが必要。また着けていると自動でゼンマイの巻きあがる自動巻きの時計なのに、巻きあがらなかったりと。さらには時計内部からカラカラというような異音が聞こえる時は時計内部の部品が外れてしまっていることも。電池式やソーラーの時計に比べて部品も多く複雑な造りをしている機械式時計は頻繁にメンテナンスが必要です。問題なく動いていると思っていても、実際は機械に塗っている油が乾いてしまっていたり、中の部品が摩耗してしまっていたり。目に見えない劣化が起こってしまうこともあります。金額も30000円以上となっています。ブランドや腕時計の状態によっては10万円以上かかることも。裏蓋やガラス、バンドや文字盤なども合わせて交換になると20万円以上かかる機械式時計の中にはより精度が優れているもの、特殊な造りをしているものも多いので、時計店に一度相談してみるのがおすすめです。
家で出来るお手入れってあるの?
腕時計の修理は基本的に専門店に相談するのがおススメですが、家で何かできることはないのかということも気になりますよね。次に家で誰でも出来ることや気を付けられることをご紹介したいと思います!
① 乾いた柔らかい布で拭きとり
腕時計を着けていて汗をかいたときなどは時計ごと洗いたくなりますよね。しかし防水性能がある腕時計でもそのまま水や洗剤で洗ってしまうのはご法度です。特に10気圧防水や20気圧防水なら大丈夫と思われがちですが、強い水圧がかかってしまうと時計の水入りになります。腕時計のクリーニングはバンドや機械をケースから外した状態で行わないと、機械内部に水が入ってしまい、サビの原因になることも。家で時計を綺麗にするなら使った後に乾いた柔らかい布で拭きとりをするだけでも綺麗に保つことができます。特に革バンドやウレタンバンドの腕時計はふき取りをするだけでもバンドの持ちが変わります。
② 家電などの磁気を避けて保管する
普段の私たちの生活で今一番多いトラブルが磁気帯びというもの。身の回りの家電や健康アクセサリーから発生する磁気が時計の内部に入ってしまうことを磁気帯びと言います。目に見えない磁気は時計の使用年数やメンテナンスの頻度に関係なく腕時計を狂わせてしまう原因になります。今では磁気に強い耐磁性能テレビやスピーカーなどの音の出る機械、電子レンジや冷蔵庫、パソコンやタブレット端末などには強力な磁石が使われていることも。よくあるのが腕時計をしたまま長時間パソコン作業をしてしまうというもの。またうっかり携帯電話と一緒にポケットにしまってしまったり、カバンに放り込んでしまったりと。腕時計と磁気を発するものは相性が悪いので保管場所にも注意が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?時計が止まってしまう原因は様々。特に長い年数をともにしてきた時計はメンテナンスが必要です。購入した店舗に相談するのが間違いありませんが、いつでも気軽に相談できる時計店を一つ見つけておくのがオススメですよ。相談できる時計店を探している人はTKEUCHIエルパ店がおすすめです。新しい時計を扱っているほか、修理の研究所も併設しているため、買い物のついでに修理の相談もしやすいです。北陸に来た際は立ち寄ってみてくださいね。
腕時計の修理と言っても様々なケースがあることが分かりましたね。また腕時計の状態や使用年数で費用も変わってくるというのも驚きです!すぐに相談できる馴染みの時計店を探してみてくださいね。
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