福井市エルパ時計の修理自分でできる？時計屋さんに相談した方が良い理由

結納返しを何にしようかと考えていたところ、母から「私の時は、お父さんに腕時計を贈ったわよ。」と聞いて、普段スーツで仕事をする彼なので、喜んでくれそうだと思い、腕時計を贈ることにしました。でも、どんなブランドがあるのか？人気のデザインはどんな感じなのか、など時計についてあまり詳しくなかったので、近くにある時計屋さんに行って聞いてみることにしました。

福井市にあるタケウチエルパ店

毎日使っている腕時計。日常的に使っていると様々なトラブルが発生します。いちいちお店に行くのはちょっと面倒。自分で直せてしまえば楽なのにと思うことも沢山ありますよね。実際自分で直してしまっているという人も多いと思います。腕時計の修理は自分ですることができるのか？時計屋さんに相談した方が良い理由を今日は紹介します。

腕時計を使っていて気になること

雑貨時計から高級時計にまで広く使われている電池。電池が原動力の時計に付き物なのが電池切れです。通常電池の寿命は2年から3年。永久カレンダーと呼ばれるパーペチュアルカレンダーや特殊な時計には10年ほど動く特殊な電池が入っていることもありますが、多くの場合は２，３年で止まってしまうことがほとんどです。特にレディースの時計であれば中に入っている機械も小さくなるので2年ほどで切れてしまう場合がほとんどです。

ソーラーの時計なのに動きがおかしい？

太陽光で発電をするソーラー電池が入っている場合、通常であれば電池の時計のように電池切れを起こすことはありません。ただしボックスや引き出しの中など暗い所に保存している場合は充電が切れてしまいます。最新のものや高額のものの中にはパワーリザーブと言って暗い所に置いておいても数か月から最長のもので5年間光のエネルギーを蓄えるものもありますが、たいていは充電が切れてしまっていることがほとんどです。また光が当たって再び充電されたとしても針の動きがおかしかったり、電波を受信できないといった場合もあります。

汚れや傷などの外装部分の不具合

長く使っているとどうしても気になるのが外装の汚れや傷。とくにバンドの部分は傷みやすく、革バンドの場合は汗や湿気を吸ってぼろぼろに。金属バンドの場合は隙間の部分に皮脂やホコリが詰まって茶色っぽくなったり、最悪腕周りまで黒ずんでしまったりと。またバンドやケースにガラスに傷が入っていることも。ほかにもバンドを留めるピンが抜けてしまったり、バックルの部分がうまく留まらないようになってしまったりと。外装のトラブルも予想外に多いです。

時計の修理を自分ではオススメしない理由

今はインターネットが発達しているので様々なホームページを見て自分で修理をやってみようと思うかも。時計屋さんが分かりやすいホームページを作っている場合もあります。しかし腕時計の修理は思っているよりも複雑なもの。腕時計の修理を自分でやってしまうと予期せぬトラブルが起きて余計に修理が必要な部分が出てきてしまうことも。自分でやってしまって実際に起きるトラブルについてお話しします！

蓋が閉まらなくなる

電池交換を自分でしようとした場合、裏蓋を開けるという作業が必ず必要になってきます。自分で電池交換をしようとして裏蓋が閉まらなくなったというトラブルが最も多いかもしれません。裏蓋を開けて電池交換が出来たとしても裏蓋が締められなくなってしまった。時計の裏蓋は手で簡単に開けることができるものから専用の機械を使って圧力をかけないとしっかり閉まらないものまでさまざま。また自分で閉められたと思っても実際は浮いている部分があったりすることも。裏蓋が閉まっていないと水が入り込んでしまったり、ホコリが機械の隙間に入り込んでうまく動かなくなる原因にも。裏蓋がしっかり閉まっていなかっただけで大きな問題にはならないと思いがちですが、実は時計にとってはとても重要なことです。

時計の中が曇ってしまう

これは蓋が閉まらなくなってしまう事例と似ていますが、裏蓋が閉まらないまま放置すると中に湿気や水が入り込んでしまいます。湿気が入るとガラスの内側から曇ってしまいます。また汚れが気になって時計ごと洗ってしまうと水やせっけんのカスが時計本体の隙間に詰まってしまうことも。石鹸カスや落としきれなかった皮脂が原因で、時計の中に湿気がさらに入ってしまうことも。クリーニングも時計屋さんに相談するのがおすすめです。ガラスの内側に水滴がつくほど曇ってしまった場合は分解して湿気をしっかりとる作業が必要になります。曇りを放置しておくと内部にサビが発生してしまうと修理に時間も金額もかかってしまいます。

思ってもいなかったところが傷ついてしまう

自分で時計の修理をしようと思った場合、予期せぬところを傷つけてしまうことも。例えば自分で電池交換をしようとして裏蓋を開ける際に傷を思い切りつけてしまうことも。外装のちょっとした傷であればまだ良い方ですが、時計の中に傷が入ってしまうと取り返しがつかないことも。時計の内部には電流を伝えるためのコイルがむき出しになっています。コイルに傷が入ってしまうと新しい電池を入れても動きません。また、電池を抑えるための小さな金属製の板が止められている場合、慎重に電池を外す必要があります。抑え板を無視して電池を外そうとすると時計に大きな衝撃がかかってしまい、文字盤やインデックスが外れてしまうことも。またG-SHOCKのような時計は抑え板がしっかりとしていたり、中の機械が浮きやすいので特に注意が必要です。機械が浮いている状態だとボタン操作が出来なくなってしまいます。また、永く使っていて時計の内部にサビなどが発生している場合、時刻合わせをしようとしただけでリュウズの部分が折れてしまうことも。このように電池交換一つをとっても気を付けなくてはならないことがたくさんあります。

不適切な道具を使ってしまう

腕時計の修理に必要な道具はさまざま。例えば裏蓋を開けるだけでもいろんな種類の道具が必要になります。薄い金属から分厚い金属のものまで。またスクリューバックと言って裏蓋を回して開けるタイプのものは専用の工具が必要。スクリューバックなのに薄い金属のもので無理やりこじ開けようとすると時計にとって大きな衝撃になってしまいます。また裏蓋の歪みにもなってしまいます。また腕時計はほとんどの場合、金属の部品がうまく組み合わさってできている場合がほとんど。機械内部もバンドの部分も細かい部品と大きな部品がそれぞれ組み合わせっています。もしどこかかけてしまっている場合は構造に合ったパーツが必要になってきます。例えばバンドのコマ同士を留めているピンが抜けてしまったとしましょう。止まっていた部分がネジで留まっていた場合、別の形状のピンを押し込んでしまうとネジを受ける部分の形状が歪んでしまいます。一度歪んでしまった場合はしっかり合うものが見つかったとしてももとに戻すことが出来なくなります。また、外れてしまった部分を安易に接着剤などで引っ付けようとするのもお勧めしません。折角合う部品があるのに固まった接着剤が邪魔をしてしまってうまくつかないことも。また傷が気になるからと言って薬剤などで磨きをかけるのもお勧めしません。

まずは修理を相談できる場所を探す

自分の中ではちょっとした修理と思っていても、実は繊細な作業がたくさん。もし自分が使っている時計に何か不具合が起きた時に相談できる場所を作っておくことが大事です。近くに時計屋さんがないかチェックしておくのがおすすめ。家族が修理に出したことがあるお店がないかなど。時計の修理を受け付けているところでは外から見ても分かるようにのぼりや看板を出しているところもたくさんあります。相談だけでもいちどしてみるのがおすすめです。

ふくい時計宝石修理研究所がおススメ

北陸に住んでいる人ならふくい時計宝石修理研究所がおススメです。ふくい時計宝石修理研究所は福井のエルパという大型のショッピングセンターの中にある時計修理専門の研究所です。ふくい時計宝石修理研究所ができたのは約4年前と比較的最近。ガラス張りのブースと電池交換ののぼりが目印。大型のショッピングセンター内にあるため、お買い物の際に立ち寄るにはピッタリのロケーション。常に職人が在中している為、時計の状態を確認してどのような修理が必要かアドバイスしてくれます。もちろん自分で修理をしようとしてうまくいかなかったという場合でもその後の処置や修理の相談にも乗ってくれます。時計を持っていない場合でも種類や状態が分かればざっくりとした金額や期間も教えてくれるので買い物のついでに少し聞いてみるという人も多いです。次に主な修理の種類の金額、期間について簡単に紹介します！

電池交換の場合

電池の時計の場合必ず必要になってくるのが電池交換。特殊なものでなければ2、3年に一回必要になります。ふくい時計宝石修理研究所ではほとんどのブランドの電池交換が可能です！ブランドによって金額は1100円から4400円ほど。電池交換の際に最低限の汗やチリを防ぐゴム製のパッキンも変えてくれます。通常だと90分ほどでその日のうちに電池交換が可能です。お買い物をしていればあっという間です。またダイバーウォッチなど防水性が強いものだと防水性能が保たれているか検査をすることもできます。その場合金額は1万円程度。ただし時間はかかるので3週間ほどかかることも。

ソーラーの時計の場合

ソーラーの時計が止まってしまったり、時間がズレてしまった場合。止まるはずがないと思っていても長袖で時計の盤面が隠れてしまうとうまく充電できないことも。長袖で隠れてしまうのはとくに冬場に起こりがちです。またしばらく使わなかったので机や引き出しの中にしまっていて止まってしまうというパターンも多いです。ふくい時計宝石修理研究所ではソーラーの時計の場合だと10日から二週間程預かってしっかり充電を行います。充電が出来るかどうかをしっかりチェックしてくれます。電波の時計の場合は電波を受信するための針や日付の基準位置のチェックと電波受信が出来るかを見てくれます。使っている年数によっては充電してもうまく時間が合わないこともあるのでそういった時でも今後の処置の相談にも乗ってくれます。

バンド部分の調節や修理の場合

誰かにプレゼントで腕時計をもらった時や、久しぶりに着けたら体系が変わっていて腕周りが合わないということもありますよね。そういったときにはバンドの調節が必要です。腕周りに合わせて金属バンドのコマを足したり、減らしたり自分が納得のいくまで調節をしてくれますよ。きつめがいいという人も緩めが良いという人にも対応してくれます。また、金属バンドのピンが抜けてしまったという場合も長さや太さが合うものを探して修理してくれます。革バンドが傷んでいる場合は代替品で付け替えもしてくれます。金額は1100円から状態にもよりますが3300円ほど、時間は5分から30分ほどで調節や付け替えをしてくれます。またブランドの専用の部品やバンドが必要になった場合でも相談に乗ってくれます。その場合は金額や期間が大幅に変わるかもしれませんが、丁寧に聞いてくれます！

分解掃除が必要な場合

腕時計を長く使うためには切っても切れない分解掃除。電池交換をしても動かなかったり、動いてもすぐに止まってしまったり、ソーラーの充電をしても全く時間が合わなかったりと。どんな時計でも部品に塗っている油が乾いてしまったり、目に見えないチリやホコリが油汚れになったり、経年劣化で部品が摩耗してしまうため、分解してのメンテナンスが必要になってしまいます。さらに機械式の時計であれば部品数が多く原動力のゼンマイも傷みやすいので頻繁に分解掃除が必要になります。ふくい時計宝石修理研究所では分解掃除の相談も受け付けています。金額はだいたい2万円から5万円台で出来上がることがほとんど。ただし中の状態によっては大きな部品の交換が必要になることも。またブランドによってはバンドやベゼル、ガラスなど大きな部品の交換が必要になることもあるので金額が10万円以上になることもあります。正確な金額はしっかりと見積もりを取ってくれますよ。また分解掃除は基本手作業での作業なので期間は1か月半から2か月半ほどかかります。また海外から部品を取り寄せる必要がある場合には半年近く時間がかかることもあります。分解掃除は大きな修理で時間もかかるもの。そのため時計の動き意外にも気になるところがあれば一緒に相談して直してしまうのがおススメですよ。

時計を使っていて自分で出来ることってあるの？

ここまで腕時計の修理を自分でするのはおススメしないという話をしてきましたが、最後に自分でも簡単にできるお手入れと気を付けられることについてご紹介します。腕時計を自分で洗ったり磨くのはオススメしませんが、使った後に毎回、乾いた布で全体を拭くだけでもきれいな状態を保てます。水や洗剤は使わずに気になるところを綿棒で掃除するのもオススメ。また日々使う際に、ぶつけたり落とさないように気を付けるだけでも時計に傷や衝撃が入りにくくなります。あとは腕時計を外して保管する場所も気を付けたいところ。過度に湿気があるところや気温が大きく変わるところは避けて保管して欲しいです。加えて、今、特に避けないといけないのが磁気のある場所。具体的にはパソコンやタブレット端末、ゲーム機や音の出る家電品、お財布やバックのマグネットなど。目に見えない磁気が入ってしまうと時計が狂う原因に。保管の方法を考えるだけでも時計のためになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか？毎日着ける腕時計は皆さんが思っている以上に繊細なもの。使った後に軽く拭いたり、置き場所を見直してみたり、自分では難しいと思うことは時計屋さんに相談してみたりと。腕時計は一緒に時間を刻んでいく相棒です。自分で出来るお手入れと専門家で出来ることを併用しながら大事に使っていって下さいね。まずは気軽に時計屋さんに声を掛けてみてください。北陸にお住まいの方はぜひ一度ふくい時計宝石修理研究所に相談してみてください！