福井市エルパG-SHOCKの人気の理由に迫ります!

【福井市エルパ】Gショックの人気の理由に迫ります!
時計が詳しくない方でも”Gショック”という名前を一度は聞いたことがあるかと思います。カシオが出している衝撃などに強い時計シリーズです。Gショックがアイスホッケーで打たれているCMも有名で、一度見るととても印象に残りますよね。Gショックは何故ここまで人気になったのでしょうか。今回はGショックの歴史から人気のモデルまでをご紹介します!
目次
Gショック誕生のきっかけ
Gショックが出るまで、腕時計は落としてはいけないとてもデリケートな精密機械ということが世の中の常識。カシオが時計産業に参入した1970年代もこれが当たり前の時代です。誕生のきっかけは一人のエンジニアから始まります。それは『落としても壊れない丈夫な時計を作りたい』という思い。研究開発センターの3階から時計を落とす実験を繰り返し、壊れ方を分析して構造設計の見直しをしました。はじめは衝撃吸収用に上下左右4か所にゴムを付けて壊れなくなるまでゴムの量を足していくというところからスタート。しかし、壊れなくなったころにはソフトボール大のサイズのゴムになってしまいます。これでは衝撃には耐えられても、腕時計として機能は果たしませんよね。実験を重ねた結果、衝撃を和らげるために柔らかい素材と硬い材質のフレームを組み合わせることにより、様々な方向からの衝撃を吸収し和らげる構造にたどり着きます。しかし、それだけでは腕時計の心臓部であるモジュールに衝撃が伝わり壊れてしまうという問題が残りました。
ついにGショック誕生
エンジニアは昼夜を問わず寝る間も惜しんで研究をつづけましたが一向に解決案は見つからず、ベットの枕元に壊れた時計を置き、夢の中で解決しようとまでしたそう。この大きな問題を解決するひらめきは意外なところから訪れます。開発期限が目の前に迫りながらもあきらめずに研究を続けていたエンジニア。期限間近にもかかわらず一向に解決できない悩みと思い気持ちを抱えて、休日ランチに外出しました。研究開発センターの隣にある公園で、子供たちが無邪気にゴムまりで遊ぶ様子を眺めていると、ふとエンジニアの頭に、まりの中の空間にモジュールが浮いている状態を作るという考えが浮かびました。この発想がジーショック誕生に大きく繋がります。モジュールをいくつかの小さな点で支え、周囲に僅かな空間を設ける”中空構造”を開発しました。そしてついに1983年4月に耐衝撃腕時計としてGショックが発売されたのです!
Gショックが有名になったきっかけ
『落としても壊れない丈夫な時計』として発売されたGショック。今では誰もが知っている時計ですが、発売当初は苦難の連続でした。Gショックが発売された1983年頃は薄型の腕時計が高い人気を誇っており、どのメーカーも薄型の腕時計の開発に力を注いでいる時代でした。それに対してGショックは、厚みとボリューム感が特徴。衝撃に強くても薄型とはかけ離れた存在だったため、思うように売り上げは伸びませんでした。そんなGショックが人気になったきっかけは意外なところからスタート。アメリカでは、Gショックの長所である『丈夫で壊れない』を伝えるために、アイスホッケー選手がGショックをパックに見立てて打っても壊れないといった表現のテレビCMを放映しました。すると、このCMを見たアメリカの消費者たちはGショックの誇大広告だと疑う事態にまで発展。世の中の噂の真相を検証するバラエティ番組に実験を要望する声が殺到したと言います。このテレビ番組にGショックは取り上げられ、CMと同様の状況で検証、さらに路面に置いたGショックを巨大トラックの車輪で引くという追加実験も行われました。どちらの実験も問題なくクリアし、Gショック=タフネスというイメージと消費者からの信頼性を高めました。この出来事から時計は精密機械で落としたり衝撃に弱いという常識を覆されました。これまでは考えられなかった状況下でも使うことのできるGショック。実用性とファッション性の両立が取れているため、消防士や工事現場の作業員のような過酷な状況で働く人や、スケートボーダーたちから愛用されるようになりました。
日本でも起こったGショックブーム
1990年代にはいると、アメリカのスケートボーダーファッションアイテムのひとつで若者のファッションに似合うタフネスな腕時計として日本でも紹介されるように。ストリートファッションの流行にも伴い、ファッション雑誌にも取り上げられるようになりました。これによりGショックというブランドを確立し、ますます人気が高まったのです。こうして一足先にアメリカで流行したGショックは日本に逆輸入という形で広まることに。1990年代後半にはGショックブームが巻き起こり、若者の間で爆発的な人気が出ました。若者からの人気に火が付くと、年長者からの関心も高まり、Gショックは益々有名になっていきました。
Gショックブームの反動
爆発的人気を誇っていたGショックですが、ブームは必ず過ぎ去るものです。しかし、その反動は予想をはるかに超える非常に大きなものでした。時計の形を変更したり、個性的な色を使ってみたりなど様々なアイデアを出しましたが売り上げは右肩下がりの一方。Gショックブーム当時は時計業界では珍しいスタイルが注目されていました。スケルトンの時計や白の時計を発売されて人気だったことや、とがっているブランドだから売れていたと思われていましたが、実際は流行による影響が大きかったのだとのちに分かることに。商品が支持されていたのではなく流行っていたいたから売れていたということが分かってきました。このブームの反動は2000年代初頭まで続きました。
反動からの復活
Gショックブームの反動により大きな打撃を受けたGショックですが、現在は”商品を支持された人気”が高いですよね。現在に至るまでにどのようにして復活を遂げたのでしょうか。低迷時期にGショックは原点回帰し、時計の本質に立ち戻ることに。2002年に『止まらない、壊れない、狂わない』のキャッチフレーズを打ち出し、精度の向上を目指します。電波ソーラー化を進め、世界中どこにいても正確な時間を表示できるようにしました。現在はブルートゥース機能を搭載しているモデルもあり、ビルの影などでも正確な時間を刻むことが出来ます。このような基本的な性能を高めるとともに、Gショックの最大の特徴であるタフネスさもさらに強化。土屋砂、泥に強い“マットレジスト”や耐衝撃性に加え耐遠心重力や耐振動に強い“TRIPLE G レジスト”などと言った全く新しい構造を採用して進化させて行きました。これにより、従来よりも幅広い人が時計を使えることに。ただし、基本性能とタフネスさだけでは一定の消費者には支持されても長く愛されるということには繋がりませんよね。やはり人の目を引きつけつような魅力のあるデザインも大事です。そのためにGショックはCMFというカラー、マテリアル、フィニッシュの3つを意識したとされています。カラーはその名前の通り色合いを意識したもので、白色やスケルトンのもの、レインボーカラーにマルチカラーと様々に進化させていきました。マテリアルの素材はウレタンからステンレスや丈夫で軽いチタン、カーボン強化樹脂、コバリオンなどの様な耐久性の高い素材を追求します。フィニッシュは仕上げのことで、新しい技法を取り入れ、レーザー加工が使われることに。マルチアングルプリントと呼ばれる時計の表面に凹凸をつける特殊な加工も使われるようになりました。そして現在のGショックの様に新しく生まれ変わったのです。
ブランドを育てるために
商品が生まれ変わり、次はGショックのファン作りが目標に。現在のGショックのコアなファンは1990年代のGショックブームを知っている40代がメインになっています。しかし、久しぶりにGショックが欲しいなと思っても、ある程度年を重ねていると若者の間で流行した樹脂のケースには少し抵抗があるという方も。そんな人達にもつけてもらえる様に素材をステンレスにしたり仕上げの質感を高めることで手に取りやすくしました。安心のデザインと性能で広く愛されるように。クオリティも高いため、Gショックのコアなファンから愛されるだけでなく、時計好きのセカンドウォッチとしても選ばれるようになっていきました。
より多くのファンを掴むために
Gショックはアイドルから人気キャラクターまで、幅広いジャンルとのコラボレーションをしています。これはGショックが「ファンが創り、ファンが語り、ファンを増やす」を長年掲げてきたことが大本。Gショックの本質を知ってもらい、好きになり、ファンになってもらう戦略です。ブランド同士のコラボレーションは今では当たり前のことになっていますが当時は珍しいもの。Gショックは1990年代から積極的にいろんなものとのコラボレーションを行なっていました。特に2000年代に入ると、ファッションブランドとのコラボはもちろん、アニメやスポーツ、音楽、アートなどの様々な文化を意識して取り組んでいきます。多くのブランドとコラボすることにより、そのブランドのファンがGショックのことを好きになりファンになる。Gショックは時計好きだけをターゲットにしているのではなく、それぞれの分野でファンを作ることを大切にしているのです。ここ最近で注目を集めたコラボレーションの例は、タカラトミーの出しているトランスフォーマーとのもの。実はGショックとトランスフォーマーには共通点があるのはご存知でしょうか?どちらも日本で誕生し、アメリカで育った製品かつ、発売時期もほぼ同じなんです!トランスフォーマーとのコラボでは、いつものように時計を作るだけでなく、コラボ専用のロボットも作り、時計とロボットをセットにして全世界で販売しました。ロボットとセットにすることにより、時計に興味がなかったトランスフォーマーのファンにもGショックに関心を持ってもらえるきっかけになりました。もちろんGショックファンも飽きさせないため、多くの人に確実に届かせることの出来たコラボレーションとなりました。
トレンドに敏感に
現在Gショックは、常時約500モデルが市場に流通しています。その中でもシンプルラインの5600、2100、タフデザインラインの110、6900の4つのモデルを代表的なモデルとして位置づけています。洋服などの流行の様に、時計も5〜10年周期でトレンドが移り変わります。薄く、シンプルで小さい時計とゴツく大きい時計で周期は回って行きます。Gショックでは、この流行りの周期であるシンプルラインとタフデザインラインの2種類を展開し、定番化する事でトレンドに敏感に対応することができるのです。
世界一タフな時計
実はGショックはギネスにも登録されているのを知っていましたか?挑戦したのは「腕時計の上を通った最も重い車両(Heaviest vehicle to drive over a watch)」という世界記録チャレンジで、2017年10月30日に行われました。チャレンジの内容としては、最低20トンの重さのある車両に轢かれても重さに耐えて壊れていけないというもの。Gショックの中でも初号機に近いオリジナルコレクションであるDW-5600E-1で挑みました。ギネス世界記録の公式認定員が見守る中、荷台に重りを追加した巨大なトラックがGショックを踏みつけます。結果は24.97トンの重さに耐え抜き、ギネス世界記録に見事認定されたのです!
有名人着用モデルをご紹介!
実は有名人からの支持も熱いGショック。テレビや映画でも見かける機会が多いです。有名人がプライベートでGショックを集めているという話や、私服で身につけているところを見ると何のモデルなんだろう…と気になりますよね。今回は有名人着用モデルをいくつかご紹介したいと思います。
BTS(防弾少年団)RM
世界的に有名なK-POPグループであるBTSでリーダーを務めるRMさん。様々な高級時計を所有していますが、プライベートや移動する時などのようなカジュアルなシーンでは、Gショックを着用している姿が頻繁に目撃されています。
品番:GMW-B5000D-1JF
こちらの時計はGショック初号機であるDW-5000Cをベースに、多くの高機能を搭載したフルメタルモデルです。Bluetooth機能も搭載しており、専用のアプリと連携させることで正確な時刻情報を得ることができます。ワールドタイムも付いているため、さまざまな都市で使いこなすことができる高い実用性とフルメタルの洗練されたデザインの美しさは、RMさんが愛用するのも納得ですね。
木村拓哉
木村拓哉さんは中国でGショックのアンバサダーに任命されていることから、Gショックの人気を生み出すキーパーソンとして活躍中です。Gショック有名人といえばキムタクと名前が出るほど注目されています。近年では、フジテレビドラマ「教場」での着用も話題となりました。
品番:GMW-B5000GD-9JF
GMW-B5000シリーズのゴールドカラーモデルです。ブラックとゴールドの鮮やかな発色が高級感のある質感を最大限まで引き出しています。反転液晶を採用することで、落ち着いたシックな印象を与えます。
SnowMan 向井康二
人気男性アイドルグループの向井康二さんは、プライベートでも、テレビの衣装でもGショックを愛用していることで有名です。メンバーカラーであるオレンジ色に合わせたGショックなどを、ストリートファッションに組み込んで使いこなしています。
品番:GM-2100B-3A
初号機の八角形フォルムを継承するGA-2100シリーズをメタル素材にして進化したモデルです。ステンレスのベゼルにダークグレーIPでコーティングすることにより、シックな印象を与えます。
Gショックのメンテナンスは必要?
タフな時計だからといっても精密機械には変わりないため、メンテナンスは必要です。クォーツ(電池)式の時計は2〜3年に一度の電池交換の際に、防水検査もするのがおすすめ。Gショックは元々最低10気圧防水の付いている時計です。電池交換の際に防水検査を行わないと、防水が十分に保たれているのかがわからない状態になってしまいます。水を使う場面でも時計を使いたいのであれば、防水検査をしての電池交換が基本。また、ソーラー時計の場合は2〜3年に一度の電池交換が不要な代わりに、太陽光で定期的に充電する必要があります。暗い場所にしまい込んでいると止まってしまい、二次電池の劣化を早める原因になります。二次電池は大体6〜7年で劣化が始まると言われていますが、二次電池が劣化するとどのようなことが起こるのでしょうか。それは充電が十分に持たなくなるというもの。スマートフォンのバッテリーを想像するとわかりやすいのではないですよね。使っているうちに容量が少なくなり、電池切れが早くなります。そんな時は二次電池の交換をすると、また使うことが出来ます。Gショックの電池交換はこのように特殊なので、もし止まってしまった場合は時計の専門店に相談するのがおすすめです。
まとめ
Gショックの誕生秘話や魅力についてお分かりいただけましたか?さまざまなストーリーを経て、世界的にも有名になったGショック。時計選びに迷っている方はGショックもぜひ選択肢に入れてみてくださいね。ちなみに、福井市タケウチエルパ店にはGショックがたくさん並んでいるとか。きっとお気に入りの時計が見つかりますよ。修理やメンテナンスも対応しているようなので、何かあった際は相談してみても良いですね。
今では人気な時計として有名なGショック。今のGショックができるまでにはたくさんの歴史とこだわりがあることが分かりましたね!有名人にも愛されているGショック。たくさんの種類があるようなので、実際にいろいろ見てみたいですね!
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